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season2 第3話(上)

時空の切れ目の異空間――


そこには鬼により消えた・拉致された人々が集められていた。辺りは鬱蒼とした森。人々は深い森の中にいる。泣き叫ぶ者・戸惑う者・助けを求める者・パニックになる者など人々の反応は様々。

「なんなんだここ…」
サラリーマン風の男性がおっかなびっくりに森を見上げる。気味の悪い空の色だな。これは夢なのか?


消えた人達の中には眠らされている者も。眠らされた人達は初期に消えた人達。


この森の中にはざっと、30人くらいの消えた人達がいる。



憐鶴(れんかく)は手慣れた様子で雑魚鬼を次々と殲滅していく。辺りは血の海だが、そんなことは気にしない。

姫島・苗代・赤羽の憐鶴の協力者はその鮮やかな手さばきに見とれていたが、逆に恐怖を感じていた。
絶鬼を殲滅するためなら手段を選ばない憐鶴は修羅と化している。


裏の人間が表に出た影響は憐鶴本人にも徐々に現れていた。世話役の姫島は明らかに疲弊している憐鶴を止めにかかる。

「気持ちはわかりますが、今日はこれくらいにして下さい!休まないと身体に障りますって!!」
「奴を殲滅しないと…」


姫島は憐鶴の手にそっと触れる。冷静さを失った憐鶴はようやく落ち着いた。

「…そうですね、今日はこれくらいにします…」
「あれから5日連続殲滅してますが、休んだ方がいいですよ…。本当はわかっているんでしょう、疲れているの」

憐鶴は姫島に促され、撤収することに。苗代と赤羽は完全に憐鶴の協力者となっていた。

苗代と赤羽は車内で待機中。
「…俺達、完全に憐鶴さんの協力者だよね…」
「あぁ」



本部。解析班は新たな鬼3体を分析中。


「絶鬼・禍鬼・裂鬼のこいつら3体…人語を喋るあたり、今までのとは違うわね…。
特にこいつ、絶鬼はヤバい感じがする」
「この3体、本来は赤鬼・青鬼・黄鬼ですよねぇ。人間態だと全然わからない…」

矢神も困惑。神は京都のとある神社に伝わる鬼に関する行事が気になった。

「赤鬼は怒り・青鬼は悲しみ・黄鬼は苦しみ…だとか。京都のとある神社では3体の鬼に意味があって厄を追い払うらしい」
「神さん、それと絶鬼達って何か関係してるの?」

朝倉が聞いてきた。


「人間態だとわからないが、こいつらの本来の姿は赤鬼・青鬼・黄鬼だ」



絶鬼は鬼狩りをする憐鶴にようやく気づく。

「この女…10年前に殺したはずなのに…なんで生きてるんだ!?
顔から首にかけて包帯姿ということは…後遺症はかなりの重度だな。そりゃそうだ。人前には素顔になれやしないもの。あれを治療出来たらすげーけどな。
人間には不可能だろうね」

「絶鬼様、その女を放置してもいいのですか?」
裂鬼が聞いてきた。


「生きてるってことは俺を確実に狙うはずだが、重度の後遺症のせいで上手く攻撃出来ない。放置しても問題ないだろ。
見た感じ、定期的に包帯替えてるみたいだな。そうでもしないとヤバいからね、あの女」

「そこまで計算してたんですか」
「あのクラスの怪人由来の後遺症はなかなかいない。いても数人いるかどうか…。
あの憐鶴という奴はずっと裏の人間だったからしいから、慣れない表の世界で疲弊してんじゃないのー?」



ゼノク。憐鶴は部屋に運ばれ、しばらく休養を余儀なくされる。

「私は行かなくてはならない…」
「休んで下さい。あなたは慣れない表の世界で疲弊してるんですよ?
このまま行けば過労死します。加賀屋敷にドクターストップはかけられたくないでしょう」


憐鶴、言葉が出ない。
しばしの間があって、憐鶴は答えた。


「わかりました。しばらく休養します…。悔しいですが」
「本部も動いてますし、倒してくれますよ」

「…姫島、絶鬼はそんなに簡単じゃない…。簡単じゃないんだよ…」



数日後。本部ではなんとなくある異変に気づく。


「最近地震多くないか?小さな地震が頻発してる」
そう切り出したのは鼎。宇崎も気になってはいたらしい。

「首都直下地震がどうたら言われてるからなぁー。プレートが活発化してんのか?」


この時点ではまだ鼎達は気づいていない。絶鬼は災厄として災害を起こそうとしていることを。



ゼノクでは憐鶴がベッドの上からなかなか動けずにいた。世話役の姫島が付きっきりな状態。

「憐鶴さん、無理して起きなくてもいいですよ」
「気になっているんです。最近地震が増えていますよね…」



禍鬼と裂鬼はさらに人々を時空の切れ目に飛ばす。


「供物はこれくらいでいいんじゃないか?」
禍鬼は異空間の森の中にいる人間を見て呟く。

「絶鬼様のことだからまだ儀式はしないはず。邪魔者を消すはず」
「邪魔者…?」
「闇の執行人とゼルフェノアがいる。あいつらがいる限り、妨害される」


「始末すんの、どっちから?」
「どっちでも良くない?闇の執行人はかなり疲弊してるから始末するチャンスだけど、あえて生殺しにしようかと」

「鬼だな」
「いや…私達鬼じゃんか」



「ゼルフェノアねぇ。あいつら厄介なんだよなー」

絶鬼もゼルフェノアがかなり邪魔だと感じていたようだ。
絶鬼からしたら闇の執行人はどうでもいい。あの女は重度の後遺症に苦しんでるんだ、生殺しでいいだろう。


どうせ俺には攻撃出来ない。


今回のスーパーヒーロータイム


話題:ひとりごと
ギーツ、仮面ライダーゲイザーかっこええ。変身者があいつだったとは。
ドンブラ、1話完結じゃないパターンきたー。ドンブラどうなるんだよおい。最終回まで話数足りる?



ギーツ21話。ジャマトにスポンサー(ベロバ)がついた件で運営動いたな。時限爆弾ゲーム、まだ終わってなかったのかよ。

ロポがデザスター(裏切り者)だと判明したわけだが、この回…実質ゲイザーvsバッファだよね…。
ギーツ達にも見せ場はあったけどさ、ゲイザーチートかよ!


運営サイドが強い法則みたいだね〜。変身者がニムラだし。
ゲイザーの余裕ありすぎな戦い、ヤバい。ゲームプロデューサー強すぎません?

ジャマト化しているバッファを簡単にやり込めるなんてすごいわ。ギーツでも苦戦した相手なのに、ゲイザーのこの余裕よ。
あの必殺技、神々しいけど怖ーっ!


次回、デザスターになるのはナーゴっぽいが、チラミが動きますってうぜぇ予感しかしない。
チラミ、うざいから嫌われキャラじゃないのかこいつ…。チラミ鬼を捕まえろってなんだこれ。



ドンブラ。ドンノー会議で脳人が仲間に!?な話。
ソノイと猿が合わなかったり、会議に恋愛持ち込んだりとカオスだが唐突に現れた桃井陣…。

ソノシ達はやりたい放題で、ドンブラとソノイ達3人を倒そうとしていたが。
ソノシとソノゴ、やり方がひでーな…。ソノロクは脳筋キャラだからまだマシ…なんだろうか…。わからん。


よくわからんままにヒトツ鬼が2体出現、キジ吸い込まれる。まさかのタロウまで吸い込まれる…。
…で、次回に続くの!?ドンブラ消滅の危機じゃん。

次回予告、9人のドンブラザーズってことはソノイ達仲間になるんか!?
ソノイと猿に秘策があるみたいだけど。



ギーツの時限爆弾のアジトとゲイザーvsバッファの場所、岩船山ですか?

新戦隊予告、来たね。王様戦隊キングオージャー…。どんな話なんだ。5人は何かの王家とか?
ド派手なドンブラに慣れたせいか、キングオージャーのカラーリングが色調暗いなと思ってしまった…。

メイン脚本誰だろ。





ニチアサ繋がりで。スカプリ1話を見たんだが、主題歌がプリキュアっぽくない。違うアニメを観ている気分になった…。

4人の編成、よく見たら主人公が青・他は白・ピンク・オレンジなのか。メインは青と白なのね。
黄色じゃなくてオレンジなのか。白とピンクは人気出そうだと思った。ピンクはお姉さんキャラっぽいね。あざと枠がオレンジか?


スカプリ、主人公がヒーローに憧れる女の子ってことみたいだが、番組詳細見たらスカプリは「ヒーローガール」というコンセプトだと判明。素朴な疑問。ヒロインじゃダメなのか?

ヒーローガールって、無理やり名づけました感半端ないな…。


…てか、ツッコミどころが多いスカイランド。警備ザルすぎ!スカイランドは中世ヨーロッパの世界に似てるのか?
あのスカイランドって、ドラえもん映画新作のパラダピアにしか見えない。気のせいか?


なんとなくわかったのは敵がエルちゃんを狙ってるってのと、エルちゃんには不思議な力があるってことか?
妖精枠がエルちゃんなのね。

ソラ、変身しなくても強いじゃんって思った…。あれは異世界のスカイランド限定っぽいが。
主人公が異世界人パターンのプリキュア、久しぶりに見たような…。地上だと変身前は身体能力かなり下がるっぽい?


変身バンク、ライブ意識してんのかな。変身ペンがマイクみたいに変形したのってそういう意味?
キュアスカイ、どことなくミクさんっぽいよ…。変身前後で髪型がポニーテール→ツインテールに変わるのはプリキュアらしいけど。


スカプリのプリキュア、4人中2人が髪の毛にメッシュ入ってんのか。青とピンク。
スカプリのデザイン、ピンクが斬新に見える…。腕にグラデ入ってるの初めて見た。
オレンジのデザイン、男の子っぽく見えたけどボーイッシュキャラなのか男子が変身するのか…。髪の毛がショートなので判別難しいな、今のところ。


デパプリのキュアスパイシーに続き、髪の毛メッシュキュア来たな。髪の毛メッシュキュア、トロプリのキュアフラミンゴが髪の毛メッシュの最初っぽい?

髪の毛グラデキュアは最近だと、キュアラメールになるのか。それ以前だとキュアフローラにまで遡るはず。どうだっけ。



スカプリは爽やか路線みたいだけど、ヒーローガールというワードにもやる。ヒーローでいいだろ。
キュアスカイのマフラーみたいなデザインって、ヒーロー意識してんのか?


無題


話題:おはようございます。
昨日の拍手10個ありがとうございます。昨夜は特集ドラマ「大河ドラマが生まれた日」と大病院占拠、見たんだが…大病院占拠の新たな鬼、紫鬼登場で次回予告が「鬼、揉める」ってなんだ。


今日からスカプリ始まるが、主人公の名前が…。ソラ・ハレワタールってネーミングがめちゃくちゃふざけてるな。
主人公が異世界の子パターンみたいだけど。

スカプリはヒーローガールというコンセプトみたいだが、ヒロインじゃダメなのか?



ニチアサ感想は風呂掃除と洗濯終わってからにします。

スカプリの異世界、ドラえもん映画の新作のパラダピアみたいだな…。
青とピンクがメインみたいだけど、黄色とオレンジって珍しい編成…。

ピンクはめちゃめちゃ可愛いな。キャラデザ見たことない名前だ。プリキュア初なのか?


season2 第2話(下)

御堂はようやく対怪人用ブレード・鷹稜(たかかど)を抜刀。いちかはというと、太い縄で敵をギリギリ締め付ける。

いちかは小柄なのに意外と馬鹿力。
「たいちょー早くそいつ斬り捨てちゃって!!持たせんのキツいんすから!!」

「わ、わかった…」


御堂は若干迷いがあったが、怪人もとい鬼に対して一気に叩きつけるように斬る。相手はパワー系なだけに、硬い感じがしたがいちかのアシストと鷹稜が不意に発動したおかげでなんとか殲滅。



本部・司令室ではようやく鼎が戻ってきた。

「鼎、おかえり。和希達が例の鬼、殲滅したぞ」
「そうか」
「だけどおっかしいんだよな〜。消えた人達が戻ってこない」

「消えたままなのか!?」
「あちらサイドで何か動きがあったのかもしれない。。調査続行だ」



絶鬼はふらふらと市街地にやってきた。そして2人を異空間からビルの屋上に呼び出す。


「禍鬼(かき)・裂鬼(れっき)人間をある程度集めておいた。まだ足りないかなぁ」
絶鬼、含み笑いをする。

「あの儀式を実行するにはまだ足りませんよ。災厄の儀を行うにはもう少し人間を拉致らないと」
禍鬼が何かを気にしてる。

「絶鬼様、10年前みたいにやればいいんじゃないですか?
人間拉致しないで重度の後遺症を残す、アレ。人間にはほぼ治療不可能なやり方があるじゃないですか〜。仮に生き残れても地獄のアレがね」

裂鬼は楽しそう。裂鬼は若い女性の姿をしている。禍鬼は真面目そうな青年。


「10年前は他の怪人に憚れて計画が台無しになってしまったが、今は邪魔者がいない。実行可能だ」
「俺達2人は何すればいいんですかね」
禍鬼はマイペースに聞いてる。

「とにかく人間を拉致してこい。時空の切れ目に飛ばすんだ」
「りょ〜か〜い」
裂鬼、ふざけた言い方で返事した。
「御意」
禍鬼は固く答える。2人の部下らしき鬼は消えた。


絶鬼は空を見上げた。あの人間達はいわば供物。そうだな…災厄の種類は様々あるが何を起こそうか?
どうせやるなら大規模のものをド派手にやっちゃいますか?


絶鬼はひとり、高笑いした。



本部に「鬼殲滅の鍵」となる、特殊な弓・5つが支部から到着。わざわざ輸送機を使ったあたり、かなり特殊なものらしい。弓は中型のものだ。


「これが鍵…?ただの弓じゃねぇか」
御堂達はそれぞれ弓を持ったり、弓の絃をびんびん鳴らしたりしている。


鼎が説明する。

「この弓は攻撃目的ではない。厄を払うためのものだ。それに特殊技術を施し、攻撃出来るようにもしていると聞いた」
「破魔弓みたいなもんか」
御堂はすぐに理解した。

「本来この弓矢は空に向けて放つもの。追い払う意味合いが強いからな。
だが、使い方によってはかなり強力になるという」
「摩訶不思議なもんもあるゼルフェノア…すごいっす」
いちか、感心してる。

「すごいのは支部だから。支部は京都にあるが、立地上オカルト的な装備を使う頻度が高いらしい」
「この弓借りて大丈夫なの?鼎」

彩音、めちゃくちゃ心配そう。
「支部の武器庫担当が言うには、この弓の代わりはいくらでもあるからじゃんじゃん使ってーってスタンスだ」
「小田原司令らしいわ…」



絶鬼が召集した禍鬼と裂鬼により、さらに消えた人達は増えていく。
裂鬼はあのやり方を実行していた。

「生きても地獄になるだけよ。その力、頂戴するね。生き延びてもせいぜい後遺症に苦しめばいい」
裂鬼は複数の一般市民に向けて何かをした。襲撃にしてはなにか変。


絶鬼は感じた。あのやり方を使ったのか…。非情だねぇ。10年前の俺みたいなことをするなよ。
血の気が多いやつだから大目に見てやろうか。



ゼノクでは西澤が隙を見て地下を探索中。2つ目の隠し通路が見つかる。


2つ目の隠し通路?地図上では行き止まりになっていたのに、先があったなんて。
西澤は壁をいじってみるも、無反応。この隠し通路は壁…じゃない、鍵は床か?


床には何やら小さな印があった。まるで推理小説みたいな展開になってる。ミステリードラマかよ!
西澤は心の中で突っ込んだ。1つ目の隠し通路はスライド壁だったが、2つ目は床に仕掛けがあるらしい。


一体誰がこんなにも地下を複雑化させたんだ?隠し通路は後から作られたみたいだが。
西澤は床の仕掛けを解くのに悪戦苦闘。探偵みたいなことしてるよ自分…。



ゼノク・司令室。南は西澤が戻っていないことに気づく。

「長官、西澤が戻ってきませんね。どこ行ったんでしょうか」
「そのままにしておきな。どうせ諦めて帰ってくるよ」


諦めて帰ってくる?なんのことを言ってるんだ、この人は?

南は地下に関しては詳しくないため、わからない。



数日後。憐鶴(れんかく)は姫島と会話をしていた。


「10年前に襲撃された時、いたのがあの『絶鬼』でした。気絶する寸前、あの男は私に『何か』しました。
その何かのせいで重度の後遺症になった…未だに治療方法はなく、生き地獄ですよ。
忌々しい姿を見せたくないので、やむなく包帯姿になりましたが」
「憐鶴さん、最近包帯変えてないですよね…。変えないとマズイです」

「すいません。変えて貰っていいですか?
輪郭が綺麗に見えるようにお願いします。横顔が綺麗にさえ見えればいいんです。この姿になってからは表情なんてないですから、せめてシルエットだけでも人間らしくありたいんですよ…」

姫島は手際よく準備をしている。
「本当に…行くんですか。表の世界に」
「怖いですが、決めました。絶鬼は私が倒さなくてはならない…!
おそらく部下の鬼もいるはず。そいつらの殲滅が先になるかもしれないですが」


姫島はするすると包帯を解いていく。憐鶴はこの時毎回うつむいているため、素顔はほとんど見えない。
やがて古い包帯を外した姫島はすぐさま新しい包帯を顔に巻いていく。

憐鶴の希望通り、横顔が綺麗なシルエットになっていく。顔は一切見えないのだが、姫島は憐鶴さんは喜んでいる…と感じた。


「気をつけて下さいね。私は同行した方がいいですか?それと協力者の苗代と赤羽は?」
「姫島さんは同行お願いします。協力者の2人はケースバイケースで」

姫島は憐鶴の包帯を取り替え完了したようだ。彼女はこんなことを呟く。
「鬼殲滅装備を用意したと、蔦沼長官から伝言が入ってます」


長官はわかっていたのか…。私が表に出ることを。


「その武器はどこにありますか?」
「第2行路の先にある部屋に保管してあります。いつでも使えるようにと長官は既に調整済みとのことです」

「ありがとう」



西澤はまだ悪戦苦闘。ダメだ、全然びくともしない…。諦めるか…。
彼は司令室に戻ろうとしたのだが、何やら足音に気づいた。西澤はどこか隠れる場所はないかと探す。


誰か来た…!


西澤は慌てつつも、その2つ目の隠し通路に近い死角の道に隠れた。そこは薄暗いのでわからない。
彼はそーっと物陰から足音の主を見た。憐鶴…!?

彼女は床の仕掛けをいとも簡単に解くと、壁がシャッターのように上がった。


壁が競り上がった!?


憐鶴はその中へと入っていった。こちらは壁の向こう側は倉庫のようになっている。
憐鶴は弓を手に取った。眺めているような仕草。


かなり強力な弓ですね…。破魔弓をさらに強化させたものだ…。
それにこの刀。かなりの霊力が宿っている。対怪人用ブレードじゃないですねー。

…ん?鉈まで用意してくれたんだ。ただの鉈じゃない…鬼殲滅仕様になっている…。長官は私の戦闘スタイルを熟知していますね。


憐鶴は弓矢と鉈を持っていくことにした。
「まずは手始めに、雑魚狩りでもしましょうか」



その約1週間後。闇の執行人は人知れず、鬼を狩る。
まだこの時点では本部には気づかれていない。

SNSでは憐鶴がなぜ鬼狩りをしているのか、推理合戦に。



本部では憐鶴が「鬼狩り」してると知り、何で?ええっ!?…と言った反応。

「鼎、憐鶴のやつ鬼狩りしてんぞ」
「あいつにも事情があるのかもしれんが…気になるな。和希、憐鶴をマークして欲しい。彼女には何かしらあるはずだから」
「へいへいーっと」

「もし、接触出来たとしても問い詰めるな。
憐鶴は昔の私みたいで…見ていられない。あの包帯の下が…どうなっているのかも」


「鼎、そのうちお前が接触しそうな気がするんだわ。なんとなくな」



憐鶴は1人、弓矢と鉈を使い鬼を淡々と殲滅していた。その姿はやはり闇の執行人そのもの。

姫島はかなり心配していた。表に出た影響が出なければいいのですが…。


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