*いーちゃん様のとこのSL夢主と我が家のSL夢主コラボ話です。
*シックスショット夢…(?)です
「ヨーロレイヒー!」
「ショーック!」
「ウホ!!」
『よし、三馬鹿は片付いたさ!!』
『さすがマハトジュルさん。頼りになるよね……』カチカチ
『Σお前は何呑気にゲームしてるさ!!?』
『大丈夫、大丈夫』ドヤッ
『ドヤ顔されても困るさ…;;厄介なの来る前に立ち去る……さ……?』
ーーー…
マハトジュルが目覚めると、そこは見たこともない部屋だった
どこもかしこも真っ白な部屋
目の前には小さな箱が一つだけあった
『……どういうことさ??』
とりあえず箱を見てみると、ダイアル式の鍵がかかっていることがわかった
4ケタの数字が入力できるようになっていたがそんな数字知るわけがない
マハトジュルはいつのまにかこのような場所にいる経緯がわからず眉間に皺を寄せた
『ウチ、デストロンと戦ってたはずさ?なのに……』
直後意識が突然消えた、そこまではマハトジュルは覚えていた
『コメットクロウもいないし………アイツどこさ?』
『呼んだ?』
『Σうぉっ!?』
『?』
マハトジュルの背後にはコメットクロウがいた
しかし、どこか不自然で…違和感があった
『コメットクロウ…?』
『よかった、マハトジュルさん無事で』
『いや全然無事じゃないさ;;ってか、どこから来たさ?』
『それも含めて今から説明するよ…?あのね、マハトジュルさんはさっき三馬鹿倒した後に弟くんの攻撃を喰らって、倒れちゃったんだよ』
『Σなっ!あの腹黒ウサミミ弟…!!まぁ…こんなことするの奴しかいないさ…………』
『うん。それでね、マハトジュルさんの意識を弟くんが作ったプログラムの中に入れたみたいなんだよね』
『………え?』
『うーん、この感じは…脱出ゲームかなぁ??』
『ちょ、ちょっと待つさ!!!つまり、あの、ウチ等のいるこの場所は腹黒ウサミミ弟の作ったプログラムの中で、ウチは……意識をココに閉じ込められたって、ことさ…?』
『まぁそうなるかな………?ねぇ、どうせ見てるんでしょ弟くん……』
コメットクロウが上を向き話し掛けると、返ってきたのは楽しそうな笑い声だった
「"ウフフ♪バレちゃいましたか、やだなぁー、君が介入してくると面白く無くなるじゃないですか"」
『腹黒ウサミミテメェ!!!ウチ等に何をしたさ!?』
「"コメットクロウが言った通り、ですよ。まぁ、僕はマハトジュルのみを入れたつもりなんですが…"」
『マハトジュルさんのピンチに、ハッキングして来ちゃった』
『《ハッキング!?あぁ…本体じゃないから違和感があったさ……》』
『で、どうやったらマハトジュルさんを返してくれる…?』
『"マハトジュルさんが僕の作った脱出ゲームを無事クリアすれば貴女は目覚めます。クリアできなかった場合は
永遠にこのままですよ♪ま、コメットクロウはハンデですかね?バイバーイ"」
『な……!』
サラリと恐ろしい台詞を残しシックスショットの声は消えた
青ざめるマハトジュルに対しコメットクロウは平然としていた
『大丈夫大丈夫。脱出すればいいんだから、私も手伝うよ』
『あ、ありがとさ…《いつもはゲームばかりしてるけど、こんなとこで役に立つとは…コメットクロウが輝いて見えるさ…》』
『まずこの箱を開けなきゃね。だいたい初めって…簡単に見つかるものなんだよね?』
『でも、どこにも無いさ?』
『んーーー……んーー…?マハトジュルさん、あそこで私を肩車してくれる…?』
『?お、おー…』
マハトジュルはコメットクロウに指示された場所へ行きコメットクロウを肩車する
壁を見ているコメットクロウ、そしてマハトジュルから降りると箱のダイアルを回し始め、カチリと解錠した
『Σ何事さ!?』
『壁に小さく数字が書いてあったんだ………えーと、中身は………ハサミ??物騒だなぁ…』
『ハサミでどうしろと…』
『えぇと、斬るのかな?でも……今必要無いって場合もあるからなぁ…とりあえず他を探そうか』
『他……《なんにもないさ……;;》…ん?ここの床、外れるさ??』
『どれどれ』
マハトジュルが床の一部を剥がすと、そこには↑↑↑↑←←↓↓↓←↑↑→という矢印が書かれた板があった
『Σなんの暗号さ!?』
『とりあえず、矢印通りに進めばいいんじゃないかなぁ?』
コメットクロウとマハトジュルは矢印の方向通りに進む
そして、目的地の床はまた外れるようになっていた。剥がすと、スイッチがありそれを押すとカチリ、と部屋の壁の一部が開いた
『脱出完了さー!』
『ううん、きっと弟くんのことだからこれはまだ序章だよ………それに……』
『それに?』
『こんな簡単に終わる脱出ゲームだなんて、つまらないよ…』
『コメットクロウ、もしかして楽しんでるさ?』
『ちょっとだけ…』
『お前な…;;』
『じゃあ、次のフロアに行こっか』
『あぁ……』
「やっぱりコメットクロウにはこれぐらいの謎解き、簡単でしたか……ま、マハトジュルさん一人だったらまだ箱すら開けられてないだろうけど…ウフフ♪」
ーーー…
『わぁ』
『何さこの部屋…』
開いた先には先程の何もない空間とは違って物だらけだった
しかし、その置いてあるものだが……
『なんで
ウサミミ兄弟ぬいぐるみ(デフォルメ)なんだよ…!《しゅ、趣味悪いさ…!!嫌がらせ以外の何者でもないさ…》』
『ねぇマハトジュルさん』
『なにさ…?』
『これ…可愛いから一つぐらい欲しいよね……』
『気は確かさ!!!?』
『さて、ここでさっき手に入れたハサミの出番だね』
『ま、まさか……』
『ハサミ、ぬいぐるみと来たら……このぬいぐるみの中に何かかくれてるとしか思えないよ』
レーザーウェーブのぬいぐるみをガシッと掴み容赦無く腹にハサミを入れ刻んでいくコメットクロウ
さすがのマハトジュルもどうツッコんでいいかわからなかった
そして綿を撒き散らしながら取り出したのは、USBだった
『やっぱりね、多分弟くんの方には何もないと思うよ?だって、あの弟くんからしてぬいぐるみでも自分を傷つけるとかしないもん』
『なんだかレーザーウェーブが可哀相になってきたさ;;』
近くにあったパソコンを起動しUSBを差し込むと暗号が出てくる
コメットクロウは首を傾げた後、『わかった』と呟いた
しかし
『マハトジュルさん、マハトジュルさんが解いてみれば??』
『へ?』
『せっかくマハトジュルさんのために用意されたんだから、私ばかり解くのはちょっとダメかなって』
『で、でもウチには無理s』
『やってみなよ』
『コメットクロウ…』
『やってみなよ』
『コイツ意外とサディストさ!!』
あれから数時間後、なんとかシックスショットのプログラムを抜け出し無事に帰還したマハトジュルだった
『あの腹黒ウサミミ弟いつかぶっ飛ばすさ!!』
『面白かったけどなぁ』
『お前は呑気すぎるさ……』
「ウフフ♪次は兄さんもいれたら楽しそうだなぁ♪」
終わり