2024/4/29 21:10 +Mon+
遺された者の理解
先週の面談のときN先生に近況をいろいろお話したら、慮ってくれて、宇多田ヒカルが自死遺族について書いたポストを読むといいよとすすめられた。
当時話題になったのは憶えていて、早速探して読んだ。
最近追っているとある媒体で「本当の愛情は相手を正しく理解しようとすることだと思う」という一文があって一理あると思っていたのだけど
宇多田ヒカルが綴っていた「理解できないこともあるということを理解する」というのも、すごくすごく、愛情にあふれた感覚だと思った。
いくら近くにいても、たとえば愛していても、やはり他人は他人で理解しきれないことのほうが多いということ。
だから「正しく理解したい」と願うのは愛情だし、そして「理解したかったけどできなかった」と理解するのもまた愛情だ。
身近な人でも、関わりのない有名な人でも、自ら未来を断つという決断をして実行に移す人をたびたび目にして思うのは、その人が何を考え何を感じてその結論に至ったかというのは、結局のところその人自身にしか解らないということ。
だから私は誰のことも責められない。
「どうにかできなかったのだろうか」と自分自身のことを責めるのも、傲慢なのだと思う。
強く決意した人のそれは、どうやっても変えられないことのほうが、きっと多い。
大切な人の死後もその人との関係性は変化してゆく、というのも書かれていたけど、それはわかる。私も経験しているから。
関係性というか、自分のなかでの位置や、起きた出来事に対する落としどころ、みたいなものなのかもしれない。
死んだ人は何も話してくれないから、自分のなかでどうにかしていくしかない。それがただの想像にすぎなくても。
宇多田ヒカルは天才だと思うけど、現実的にも非常に賢くて、バランスの取れた考え方の人なのだなと思った。それはもしかしたら、後から努力して獲得したものなのかなとも思った。
そして私の話を聞いてこのポストのことを即すすめてくれたN先生も、やはりすごい。
2024/4/28 07:03 +Sun+
ストーブonの朝
朝晩は暖房、日中は冷房が必要な今の時期がいちばん過ごし方が難しい。
こたつは昨日ようやくしまった。
ストーブは例年6月頃しまって9月の後半にはもう出している。
「田んぼに水が入ると一旦寒くなる」ってよく言うんだけど、これ都会じゃ絶対言わないよね。笑