2018年、7月7日。
君の隣に並び立って10年の時が流れた。
臆病な僕が何度も無碍に振り払おうとしたこの手を、君が絶対に離さなかった事が今日を作ってる。
君と出会った頃の僕はいつ別れを切り出されてもいいようにだなんて傷付かない心構えはいつだって完璧で、君との幸せな日が続いて行く先を想像すら出来なかった。
けれど君が毎日与えてくれる抱えきれないほどの愛が、僕をこの未来に連れてきた。
あの日の「好き」が積み重なって至る今日がこんなにも尊くて愛おしい。
そしてきっとこれからも。
10年後 雲雀恭弥
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