会話文です。
フィル「……なぁ、ヘリオス。イルって胸大きいよなぁ」
ヘリオス「なっ、……んだ、どうしたいきなり!? しかもその質問、どう答えても俺がソーマに殺されるではないか!!」
フィル「まぁ聞きぃ。ヘリオスのお母さんの胸も大きいし、お姉さんのエオスさんの胸なんて規格外。セレネはまだ常識的なサイズだけれど、それでも、それなりにあるし……」
ヘリオス「……な、何か落ち込んでないかお前?」
フィル「なぁ、ヘリオス。男の人って胸の大きい女の人の方が好きなん?」
ヘリオス「それは人それぞれで……」
ハッシュ「まーそりゃそうだろ! 大は小を兼ねるって言うし、おれは好きだぜ!! 巨乳が!!(ビシィ)」
ヘリオス「おい黙ってろ!!」
ハッシュ「あ、でもでもこいつは違ぇかな。だって胸派でも尻派でも無くて、腰派だもんなヘリオスは!!」
ヘリオス「せいっ!!」
ハッシュ「ごはっ」
プラチナ「サイテー、サイテーですハッシュ……!」
ハッシュ「いつからそこに!? あ、やめて待って、埋めんのはやめてプラチナさん! プラチナ様!!」
プラチナ「遺言はそれだけですか?」
テロル「手伝うわよプラチナ……。ふふん、気にしないでね。貧乳の仲間じゃない」
プラチナ「さっ、サイズはわたくしの方がありますっ!!」
テロル「のあんですってぇぇぇっ!?」
ヘリオス「……またケンカ始めたのかあいつら。だがこれで話題も逸れて――」
フィル「じー」
ヘリオス「おらぬな!」
フィル「腰フェチなん?」
ヘリオス「違う! あの馬鹿の言うことを真に受けるな!!」
フィル「何フェチなん?」
ヘリオス「俺にはそういう嗜好は無い!!」
フィル「ふぅん。……別にいいんよ、ヘリオスがどんな女体が好きだって、うちには関係無いしなぁ」
ヘリオス「……寂しいこと言うなよ。俺は、少なくともあそこで埋まっている馬鹿よりは、容姿にはこだわらぬというだけだ」
フィル「どしたんヘリオス、『寂しい』なんて、らしくないなぁ」
ヘリオス「ふん。冗談に決まっているだろ」
フィル「あはは。確かにハッシュはちょーっと極端かもしれんなぁ」
ヘリオス「でもあいつ、プラチナと付き合ってんだぞ。例え容姿の好みがあろうとも、結局は惚れた者の負けだと俺は思う」
テロル「だって。良かったじゃない。あんたハッシュを負かしたのよ」
プラチナ「……だったら、わたくしだって負けていますよ」