シャニマス六百八十三日目。
ちょこで感謝祭MVPを取りました。
今までのちょこ色×きらきらロマンよりもメンタル値が高いがその他の要素どうなんでしょう。
とりあえず称号は獲得したので、もう育成はいいですかね。
ミーナは同じ場所にいた。月光の下に立っている。祈るように。翅を翻して。
ミーナを中心として柔らかな光が起こり、芽吹く。しなやかに伸びる。次々に花が咲く。
この花に似た形をケトルは見たことがあった。小さな丸い花びら。なんて名前だっただろうと思う。
あたり一面が花畑だった。そしてそれはまだ広がり続けていた。広間から大きく退避した傭兵達も呆然と幻想的な光景に見いっている。
ケトルは自分の剣が花の中に落ちていることに気付いた。光に驚いて咄嗟に取り落としてしまったようだ。これでは戦士失格だと思った。
「あれ……?」
剣の傍に埋もれるようにしてアメンボの首が落ちていた。
「う、うわっ!!」
咄嗟に後ずさるが、首は動かない。
「ギギ……」
弱々しく鳴いている。
よく見れば、アメンボの首からも花が生えていた。
「これって……」
「ミーナがこの場の魔力を全部花に変えたのよ」