いや、良かった。

一ヶ月に2、3本映画を観てる。

どれも素晴らしい。駄作などない。たまに、観なきゃ良かったという事もあるけど。

ただ、是非お薦めしたくなる映画はそうは無い。

感動した。

ユダヤ難民をナチスから救った外交官である事は周知の事実。情報収集能力に長けて、相手国からは、入国を拒否される存在。スパイみたいなものだから。

それで、モスクワには行けずリトアニアに。

国際状況の変化する中、国外に逃げ延びる為に、領事館に群がる人々。

役人として保身に走れば国の方針に逆らわない道を選んだはず。

彼はビザを乱発した。

故に、後に外務省を追われた。ただ、戦犯にはならないわな。むしろ感謝状を贈られる事に。



未だに、難民問題は無くならない。我々日本人は、幸に大戦に負けても国を追われる事を経験していない。
辺境な東洋の小さな島国である事が良かったのか。

大和民族があちこちの国で迫害を受けながら、生き延びる為に流浪するのは想像したくない。
それは、どの民族も同じ事。

戦争が良くない。戦争を始める国が良くない。
戦争に主導するリーダーが良くない。それについて行く国民が良くない。
結局、人の心なんだよな。