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思い込み

こんにちは
アスペルガーを広め隊隊長のはーです。
初めましての方、来て下さってありがとうございます(^^)
いつも来て下さっている方、いつもありがとうございます!´ω`

閲覧者様、コメントして下さる方、購読者様が最近凄く増えてきて、こんなにアスペルガーに興味や理解を示して下さる方が沢山いらっしゃるのをとても嬉しく感じております。m(_ _)m
まだまだ勉強不足で発展途上なつたないブログではありますが、これからもよろしくお願いします(´∀`)

さて、今日は、アスペルガーの"思い込み"について語っていこうかと思います。
アスペルガーの人には一種の"思い込み"があります。
たとえば、私にも分かることであり、他のアスペルガーの人のブログでも本当によく目にする事なのですが、私は"見直し"が出来ないのです。

たとえば、数学のテスト。
計算一つ間違っても、正しい答えは出ません。
そうした時、人は必ず見直しをしますよね。
けど私にとって、この見直しが出来ないのです´`;
必ず2・3個、見たはずの場所が抜けていたり、間違っていたりします。

例えば、社会に出て、大事な書類の見直しなどの時。
見直しをしたにも関わらず、抜けや間違いを見逃してしまう訳ですから、当然上司に出した後、言われてから気付くわけです。
私はそういった書類系のものを上司に提出するというような典型的な会社を体験したことは無いのであまり言えないんですが。
しかし、テストを見直したにも関わらず抜けや間違いが有ったというのは、本当に嫌というほど経験しました。(^^;)

【何故こんな事が起きてしまうかを、私の事を例に考えてみた】
他の当事者の方はどうか分かりません。
あくまで私の事なんですが。
私の場合、"見方"に特徴があります。
いつも見るところが"自分が見たいところ"、"パッと目についたところ"を優先的に見てしまいがちだったりします。(^^;)
小説とか、漫画とか、人の倍以上時間がかかりますし。
それってどうしてだろう?って考えてみた時、見方が違ったんですね。
一つ一つ順番に見ていくことが出来ないんです。
つまり、一定の事への"集中"が苦手なんです。
勿論、小説や漫画などは、最初から一つ一つ順番に見ていかなければ理解するのは難しいですから、この特徴があることでいつも読み返しをする羽目になり、二度手間になります。

だから、見直しをする時もそうなんじゃないかと思ったんです。

勿論、自分の好きな事と仕事は比べものにならない程の差があります。
好きな事は自分の勝手です。
けど、仕事などは雇ってくれている人が居て、仕事をする事で給料が発生するので、自分勝手だけではやっていけないんです。
そこで、考え方を変えなければいけないんですが。

で す が、
しかし、仕事は仕事、と臨機応変に出来ないのがアスペルガー症候群の辛いところであり特徴です。´`;

その代わり時間がかかってもやっていいなら、抜けや間違いなどにも気付くし、考えを組み立てて正確に答えるという事は本当に得意なんですが。(^^;)

【最近やっている事】
テストの見直しに関してですが。
私が最近やっているのは、分かるとこだけをとにかく集中的に書いてしまう事です。
まず、テスト勉強を教科が有るだけ頑張ってやります。
私の場合、分からなかったらどうしよう?とか、解けなかったらどうしよう?とか、そういった事が雑念として膨らんで、本当に考えなければいけない事を邪魔してくるので、テスト勉強期間中、テスト勉強を納得いくまでやります。
そして、テスト本番では、まずこれは確実に出来るぞ!というとこだけを完璧にして自信をつけます。
すると、不安だったところも一応は勉強したんだから分からない事も無いんじゃないか…という気持ちが湧いてきます。
そう思えるようになるまで少し根気がいりますが、その為に最近はこんな手順をとっています。
この手順を毎回テスト中に忘れずに思い出すように心がけていました。
すると、段々と慣れてきて、今では総合で良い点数がとれるようになりました。
正直に言うと前は数学がボロボロだったので。
このやり方が私には合っているようです。

しかし、仕事はまた違うんですね…。
私はバイトなら何度か経験したんですが、記憶するのも、見直しも全部"時間が限られていること"ばかりでした。
これから社会に出るときどうするか、今は身の振り方を吟味しています。(-_-)

コメント返信

ASの母さん
いつもありがとうございます(^^)
コメント返信を疲れないか気を遣って下さってありがとうございます(´ω`)
ですが、せっかく書いて下さったコメントには応えたいと思っています(・ω・)

ASの母さんのコメントには毎回いつもハッとさせていただく事ばかりです
まだまだ自分は視野の狭い人間であるのだな…と思います
そうですよね、苦しまない人は居ないですよね
自分を生んでくれた母なら尚更ですよね
私と母は今はまだお互いにぶつかる時だと思います
私も少しずつ自分を分かって貰う気持ちは忘れないようにしたいと思ってます。

"出来ないことが当たり前"という言葉、本当にそうなんですよね。
私達にとって、出来ないことが当たり前、それがアスペルガーな人達の普通。
"アスペルガーの人にとっての普通"が、少しでも広まってくれればいいな、本当にそう思います。
私も諦めず、たとえつたなくていびつな言葉でも、少しでも伝えていこうと思っています。(^^)

聴覚過敏

こんにちは
アスペルガー症候群を広め隊隊長、はーです(^^)

アスペルガー症候群の人には様々な感覚的な過敏があります。
私の場合、聴覚が異常に過敏です。
それも、人の出す生活音があまりに苦手なんです。

今回は私の持つ聴覚過敏について話していきたいと思います。

私は以前まで学校の寮で同じ学校の子と共同生活をしていました。
しかし、それが私にとっての最悪な日々の始まりでした。
ただでさえ、人付き合いが苦手でコミュニケーションが取れない私にとって、共同生活はまさに地獄(;∇;)
更に、一緒に住んでいたのがまだキャピキャピしていたい年齢の女の子達だった為に、悲劇はおこりました。

ざっと上げるとこんな感じです。

・消灯を過ぎても部屋で他の子と話す
・消灯を過ぎても誰かと電話
・大きな音で音楽を聴く

これを彼女達はほぼ毎日の単位でしていました。
寮母さんにも言って貰いましたが、全く改善せず。(+_+;)
大体こんな感じですが、これはまだ普通の人でも良い気持ちがする人はいないと思います。

何度か彼女達に「もう消灯過ぎてるよ」「ちょっとだけ静かにしてくれるかな?」と遠慮がちに言った事はあるんですが、その度に嫌な態度をとられてしまって。
一時期はどん底まで関係が悪化した事もありました。

片や、
音楽聴いたり話してるんだから結果的に音出てんのはしょうがないでしょ(`∩´#)
片や、
せめて音を小さくして欲しい、ただでさえ聴覚過敏なんだから!(`△´#)

ですからね(^_^;)
もう、不毛な争いとしか。(--;)
さらに、隣の部屋になる子が、一人目は統合失調症で対人恐怖症の子、その後の後輩である二人目がアスペルガー症候群の子と続きまして(+_+;)
お互い、コミュニケーションが上手では無い不器用な者同志意見がぶつかり合い、もはや収集がつかないのでは…と思ってました。orz

しかし、その内長く暮らせばお互いに理解し合ってくるもので。
さりげなく談笑出来る位にまでコミュニケーションが可能になっていきました。
すると自然に彼女達も音を控えてくれるようになりました。
コミュニケーションて、本っ当に大事ですね。(二人目の後輩はADHDでもあり、話すことや音をたてる事をやめられずに収まらなかったんですが、私に対する態度や表情が穏やかになり、談笑出来るまでになりました)



…しかし、私の聴覚過敏だけはどんどん悪化していく一方でした。

足音、布団の衣擦れ、ドアの開閉、テレビの音…

彼女達の出す様々な音にもはや我慢出来ないまでイライラし、ストレスになり、神経過敏になり、それは睡眠を妨げるまでに膨れ上がっていたのです。
そして、その生活音を出す彼女達自身を許せないまでに…´Д`

ヤバい…このままじゃおかしくなる…
せっかく出来た繋がりまでダメにする…!

これが私の当時の切実な心境でした。
私は校長先生(私がアスペルガー症候群であることを知ってる)に話し、結局その寮を出て、一人で居ることの出来る寮に入らせて頂きました。
(後輩にかなり泣かれました;;)
本当に校長先生にはお世話になってます。

お陰様で今は一人で落ち着いています。

自分を守る事は、人との関係を守る事でもあります。
これに関しては、自分で妥当な区切りだったな、と思っています(・・)


【聴覚過敏への対策】
この間、私は聴覚過敏をやわらげるため、やるだけの事をやりました。

・耳栓をする
・イヤホンをつける
・「気にしない」と言い聞かせる
・布団を被る
・時間ギリギリまで電話する
・イヤホンで音楽を聴く(しかし、イライラしていると逆効果)
・携帯でネットサーフィン
・趣味のイラストを描くこと

私に一番効果があったのは、3つを組み合わせた、耳栓をして布団を被り携帯でネットサーフィンすること、でした。
ちなみに耳栓は、形状記憶で耳の穴にフィットするタイプのものをしてました。
五百円とちょっと高めですが、とても良いですよ。
普通の耳栓だと少し動くだけで取れちゃいますし(^_^;)

もう一つは、テレビを見ることと、消灯時間ギリギリまで電話することでした。
これは、不安を誤魔化せるし、違うことをしていれば音を気にしないからです。

【今冷静になって思うこと】
しかし。
様々な対策を練ってきたにも関わらず、結局、学校や寮での人付き合いによる神経の摩耗、ストレス、コミュニケーション不全が人の出す生活音を出す彼女達自身を許せないまでに聴覚過敏を助長させていたように思います。
聴覚過敏に加えて、対人関係のストレスまでもが私に覆い被さっていたのです。
人との関係は私にとってまだまだクリアできない課題です。
もちろん、普通の人でも正解なんて無いことですが、私にはまだまだ沢山の困難があります。
一つ一つゆっくり克服していけたら良いと思います。

悪意ある理解の仕方

こんにちは。
アスペルガーを広め隊隊長、はーです。(^^)

いやあ、最近、私の中で沢山の当事者の方のブログを拝見する事がマイブームなんですが。
本当に色んな"気付き"があって、勉強になります。
ある方のブログで"ああ…そうなんだよなあ…"と思わず頷いてしまった文章がありました。原文ママは失礼なので、ざっくりと紹介させていただきます。

【最近、アスペルガーの人が増えているというが、アスペルガーは昔から居た。ただ、アスペルガーがメディアで取り扱われるようになってきた事で、他の人の認知度が上がり、アスペルガーを知る人が増えただけに過ぎない。】

というもの。
これはどんな事にも言える事ですが、メディアなどで取り扱われ目につくようになったことで、より多くの人がこのアスペルガーという障害を認知するようになりました。
テレビや新聞やこういったブログもそうですが、こういった様々な人の目に触れる場所が多い現代のメディアの力は凄いですよね。

その方のブログの注目すべき点は更にその先にあります。

【しかし、
"アスペルガーの認知度"と"アスペルガーへの理解"はイコールではない。
知っているが、どういうものかは知らない人や知ろうともしない人があまりに多い】

と。
うーん…そうなんだよなあ…と私は思わず携帯の画面に頷いてしまっていました。

確かに、アスペルガー症候群はメディアによって取り扱われるようになって、沢山の人の目に触れ、その認知度は上がっています。
それは、目に見えない障害であるアスペルガー症候群の認知度を上げる手立てとしては、良いことです。

でも、その中で、アスペルガー症候群を本当に理解している人、しようとしてくれている人はどれくらい居るんだろう?

残念ながら認知と理解はイコールでは無いんですよね。

じゃあ、理解しなきゃダメ?興味持つだけじゃダメなの?

いえ、そういうことじゃないんです。

もちろん、理解しようとしてくれたら嬉しい。
けど、知ってくれているだけでも良い。

私はそういったスタンスでこのブログを書いてます。

しかし、たとえば、世の中には色々な理解の仕方があるもので。
空気が読めないとか、話が噛み合わないとか、わがままだとか、面倒くさいとか、そういったことを"アスペ"と言うことで片付けようとする悪意ある理解の仕方もまた存在しています。(これはアスペルガーだけにいえる事では無いですが)
それこそが、認知だけの、理解の無さがなせる最たる例だと思うんです。´_`
本当に、人の理解の仕方は色々ですね。

でも、きっと、当事者として苦しんでいる人はもちろん、アスペルガーに興味がある、理解したいと思う人達も世の中には居る筈。
だから、間違った風潮でかき回されていくのを黙って見ているのは嫌だし、我慢ならないんです。

だからこそ、このブログを立ち上げました。
拙い文章ではありますが、私のブログが誰かの一つの手助けになれたらいいと思います。m(_ _)m

コメント返信

ASの母さん

コメントありがとうございます。m(_ _)m
とても大切に読ませて頂きました。
私のつたない文章を読んで下さり本当にありがとうございます。
なるべく重い感じにならないように気をつかっていたので、明るい文章と言っていただけたけると嬉しいです(^^)

息子さんは今穏やかに暮らされているそうで。
本当に同じアスペルガー当事者として、凄く嬉しいです(^O^)

コメントの文章から、ASの母さんがとても息子さんについて一緒に悩み、理解しようと努めていらっしゃるかが伺えました。
きっと、ASの母さんの息子さんとの歩み寄り方がとてもいいんだなあ、と思いました。

私の両親の場合、私がアスペルガーである、という事を認知はしているようですが理解はまだまだ進んでいないみたいです。
母は本を買ったりしてくれているみたいです。
父はあまり積極的ではないですが、この子の独特のものはアスペルガーからきているものなんだな、という認知はあるみたいです。
妹は、接していて分かるんですが、一番理解する事からは遠いですね。

最近辛いのは、

両親→何でもアスペルガーのせいにしちゃうのはちょっと…性格もある気がするけど…
妹→それが障害かは分からないじゃない(キッパリ)

という感じでして。;;
私からすれば何でも障害のせいにしないで性格のせいもあるんじゃないかと言われるのはキツい事もあるんですが…家族にはそういった私の辛さや苦しさの微妙なニュアンスが伝わりにくいようです。(;;)

私は文章にするのはどちらかといえば得意なんですが、言葉にして話すのが得意でなく。
家族といえど、(こんな言い方はしたくないんですが)人間という大きなくくりで考えた時、血のつながっているだけの他人ですから、理解の仕方は色々だと思います。
しかし、自分を理解して貰い、心穏やかに過ごすにはまだまだ私の努力も足りず、言葉だけで伝えるには困難であり、更に家族の方から本当の意味で理解する為に歩み寄ってきて貰おうとする事は、まだ現状、難しいようです。´`;
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