2014-12-16 11:18
R! ベルフラ♀、執事とお嬢さまパロ。
新歓※尻切れトンボ注意
途中で、ラストをどうするか考えあぐねて断念したり。そのうち続きを考えますです、はい。
瑞々しいイチゴなど沢山のフルーツの乗ったタルト、色取り取りのマカロン、贅沢に生クリームとカスタードと二種類使われたサクサクとしたシュークリーム。口休めにシンプルに粉砂糖で飾られた少しほろ苦いガトーショコラ。もちろん可愛らしくホイップされてあるふわふわのショートケーキは外せない。
甘い、あまーい、ミーの大好きなお菓子たち。
「お嬢様、そんなにも召し上がると後悔なさるかと思いますが。」
「良いんですー、ミーは甘いものが食べたいんですーっ。」
ああ、幸せに浸ってたというのに気分が台無しだ。
同席している姉さん達もクスクスと笑っている。頬に熱が集まるのを自覚して、バツが悪くなり誤魔化すようにカップをぐいっと行儀悪く飲み干した。因みに、中身はミルクティーだ。甘いものに甘い飲み物で、胸焼けしそうだという反論は受け付けない。
なんだか腹立たしく、キッと小言をくどくど言ってくる自分専属の金色の悪魔を睨みつける。
「フランは、甘いもの好きだもんね。」
「…クローム様、限度というものがあるのですよ。」
「そこを調整するのも執事の仕事だろ?」
「黙れクソ兄貴」
姉さんと会話する金色、それを挑発するように煽っている自分の執事とそっくりな金色の悪魔その2をスルーして、カエルの形のクッキーを口に放り込んだ。この二人は犬猿の仲だが、仕事に対する意識も異様に高いので大事にならないから適当にあしらうのが1番なのだ。
気は済んだので、姉さんに部屋に戻ることを告げて席を立った。それと同時に軽くテーブルの上を綺麗にしていた金色も自分に追従してくる。確かに片付けは他のメイド達が片付けるだろうから問題ないが、一人にさせてくれないだろうか。まあ自分の行動に誰かがついて来るのには大分慣れたが。
「おい、人を撒こうとするんじゃねーよ。このクソガエル。」
「あれー?ミーとしたことが、ついうっかりー。」
クソパイナポー…じゃなくて、師匠が話があると凪姉さんとミーを呼び出したのはひと月ほど前。面倒くさくも放置すると更に煩くなるので向かった師匠の書斎には、金色頭が2つ。色々と言っていたから覚えてはいないが、取り敢えず姉さんとミーに専属執事を付けるということだけは理解してげんなりした。
確かに、ミー達に付く執事は安定したことがない。師匠曰くミーのせいらしいが、知ったことじゃない。今回もいつも通りにするだけ、と思ったがそうはいかなくて。この執事、ミーの幻術を見破っては捕まえて説教してくる。ひと月しか経ってないが、長い付き合いになりそうな予感がして溜め息を零したのは記憶に新しい。
「だから、女がはしたなくベッドに飛び込むな。つーかパンツ見えてんぞ。」
「何を今更。ミーのパンツ散々見てるくせにー、欲情しちゃったんですかー?」
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R指定な寸止め案件な訳ですが、どうするか。
もうみなさんの妄想力におまかせで(投げやり)