前回の「車輪の唄と銀河鉄道」で、歩さんとすずさんがコメントをくださいまして、
僕は「銀河鉄道」を前よりも前向きな歌として聞けるようになりました!
説明しますと、「銀河鉄道」という歌は、主人公と登場人物は、実は天国へ、もしくは来世へ向かっている最中の物語なのでは?!と解説したのですが、
僕が思っていたよりコメントの方が素敵な解釈でしたので、すっかりそっちへ乗り換えました(笑)
歌は、聞いた人のものだと思います。
その人の思い出があって、心境があって、その中で色んな解釈が生まれるものだと思います。
それに対して、「その解釈間違ってるからw」と馬鹿にするのは本当に失礼な事だと思う。
ただ。
前回の「車輪の唄と銀河鉄道」は歩さんとすずさんの解釈の方がずっと素敵でした。
嬉しい納得です
考えてみれば、
藤くんの詩は確かにネガティブだけど、だけどそこには、いつも「今」を生きている人達へ向けている熱い思いがある。
ネガティブだけど熱い。
分かっていながらそこに気付けなかった僕はまだまだです。
という感じで、BUMP OF CHICKENの歌をもっと熱く語っていけたらとても幸せです。
「ギルドとEver lastihg lie」
この2曲を同時に扱うなんて、恐れ多いを通り越してもはや、無礼者に成り下がりました。
先に言います。この歌はすでに完成されている歌です。
変な解説なしで感動できる歌です!
なので…これは…僕個人の考えですので…ご注意ください。
僕が初めて聞いたBUMPのアルバムが「ユグドラシル」で、そしてBUMPの凄さに気付いたのが「ギルド」
世の中に、こんな歌詞を書く人がいるんだぁ、というのが最初の感動でした。
その後に出会ったエバラス。
エバラスの、とても悲しくてそして愛らしいラブソングに胸を打たれました。
愛してるだの、会いたいだの言う陳腐なラブソングとは一線を引く歌だと本当に感動したんです。
でも、主人公の最後の言葉だけ疑問が残りました。
「俺の夢って何だったっけ?
何がここまで俺を動かしていたんだっけ?
大事な何かを待たせていたような…」
恋人の為に夢を追っていたのに、その理由を忘れてしまった。
あまりに長い年月が経ち過ぎて、男はついにボケてしまった。
そんな風にも取れる最後の歌詞。
でも、男は本当に愛する人を忘れてしまったのか?
そんなはずはない。
別れても尚、死んでも尚、忘れられないのが愛という奴です。だから連続ドラマは今も人気なのです。たぶん…。
「ギルド」は、エバラスの主人公の目線から見た歌だと思います。
目線というよりも、心情というか、心が反映されているというか、そんな感じです。
……とりあえず!それがエバラスを聞いて、その後にギルドを聞いた感想でした。
「奪われたのは何だ。奪い取ったのは何だ。
繰り返して少しずつ忘れたのだろうか。
汚れちゃったのはどっちだ。世界か自分の方か。
いずれにせよその瞳は開けるべきなんだよ。」
僕の心に響いたその言葉は、そのままこの男に当てはまりました。
「ギルド」とは、中世より近世にかけて、ヨーロッパで商工業者の間で結成された職業別組合です。
そこには厳しい階級制度があり、商人が市政を独占していた時代。
石工、手芸なので暮らしていた人は身分が低かったようで、今では考えられませんが、それこそ、犬猫同然の扱いだったようです。
シャベルを持って、太陽に身を焼かれても必死で這い上がろうとするのは、
金さえあれば、恋人を救えるという悲しい男の願いではないでしょうか。
「人間という仕事をクビになってどれくらいだ
とりあえず汗流して、努力をしたつもりでいただけ。」
「与えられてクビになって、どれくらいだ。
なにしてんだ。望んだんだ。
仕事ではない、わかっていた。」
ギルドとエバラスを聞いた時、僕も同じ男だから胸にきた理由が少し分かりました。
自分の夢とは、なんだったのか。
僕にはまだ家庭はありませんが、おそらく仕事をする理由は愛する人を守る為にあると思います。
それがどんな形になっても、間違いなくそこに愛があると思います。
一体この記事で何回「愛」と言ってんだ俺は(笑)
でも、エバラスの主人公も最初は夢に向かってがむしゃらに頑張っていたのだと思います。
でも、誰にも弱音を吐かず、たった一人で泣いて、本当の自分さえ見失ってしまったとしたら、
最初の頃に約束していた事も忘れてしまう事もあるのかな。
ギルドとエバラスは直接繋がりはありませんが、こうして物語の主人公達の思っていた事や、エピローグが他の歌に隠されていて、それを発見するのも楽しみの一つかもしれません。
あなたはどう感じましたか?
「ギルドとEverlastinglie」
おわり。