鳥野と鴉原が公式試合で当たったらの妄想してたら楽しくて寝れない。そして風邪悪化した柑浪です。起きたら声が出ないというクオリティでした。仕事中ずっと鼻かんでいました。声が出ない、なんてこった、日曜日ライブなのにこれじゃ暴れられないじゃないか。2日で治してみせましょう、私の気力頑張れ。まじで頑張って。
はい、妄想です、ちょっとしたネタです。もしも鳥野が鴉原と公式の試合で当たったら凄くおいしい。妄想はいい加減にしろよと思うかもしれませんがおいしいです。何かいも言います、おいしい。
ちょっとネタいきます。
会話文と妄想と語りがごちゃごちゃになると思いますが遠い目で見てやって下さい。
県で白鳥沢と競う強さを誇る県立鴉原高校バレー部。
鳥野の次の相手は鴉原。身長はそこまで高くない、むしろ低い方ではないのか?と思う。エースは175p。小柄の身体からは想像もつかないスパイクを打ち込む。
ウォームアップは鴉原から。
鴉原の1番を背負う篠久保瑛太は見せつけるように強烈なサーブを見せる。あの青葉城西でさえ手と足が出なかったサーブ。セッターの5番桐谷彰弥と主将の3番大久保叔は練習に参加せず2人で話していた。
一番未知数な2人が練習しない、少しでも情報を集めたい鳥野にとってはじれったい。公式の試合を何回も見てきたが読めない、どうしたら勝てるか、点を取れるか考えても答えは見つからない。
これが強豪校なのか?
「いいか」
烏養は口を開く。
前衛の3人には気を付けろと。
MBの3番大久保叔
Sの5番桐谷彰弥
WSの1番篠久保瑛太
「そこまで身長は高くない、攻撃としては好都合かもしれない。だが違う。あいつらが前に出る事によって俺達は点が取れなくなると考えた方がいい」
点を取らせない。
3人が前衛になったら早くローテンションを回せ。
危険だ、籠に閉じ込められて飢えた猛獣と一緒
「桐谷は小さいが1人で止めるぞ。牛若を止めたぐらいだ」
あの牛若を1人で止めた。
あの小柄で細い腕で。
笛が鳴り、鳥野ウォームアップが始まる。
「相手は鳥野。私たちにとっては結構相性悪いわね。特に彰弥と影山。あと澤村と叔」
鴉原の監督葉山は口を開く。
「ローテンションはさっきの試合と同じでいく。まぁ、あちらは前衛が怖いと言っているみたいだけど本当に怖いのは」
幼馴染が揃った瞬間ね。
及川と岩泉が阿吽の呼吸と言われているように七瀬と桐谷も阿吽の呼吸と言われている。及川達を超えるだろう。そして、1年の茶葉。むしろ大久保、桐谷、篠久保が揃うより、七瀬、茶葉、桐谷が揃った方が鴉原は強くなる。エースの篠久保はどこからでも打ち得点を決める。読めない、リベロの蒼崎は拾う、守護神。
そして1年コンビは2年の想像を超える動きを毎回見せてくれる。
笛が鳴り整列をする。
観客席には城西、白鳥沢など、鴉原と鳥野の戦いを見る者は多い。
あの城西をフルセットまで追い込んだ鳥野だ。そう簡単に倒せるはずがない。
それぞれコートに並ぶ、鴉原は円陣を組み
「いいか、油断をするな。相手は下かもしれないが俺等が思っている事を覆すを忘れるなよ。呑まれたらあっちの思うつぼ。俺等のリズムを崩させない」
主将大久保の言葉に雰囲気は変わる。
そしてポジションに行く
鴉原前衛
大久保、桐谷、篠久保
後衛
七瀬、茶葉、大倉、蒼崎
鳥野前衛
日向、田中、影山
澤村、東峰、月島、西谷
サーブは鳥野月島
笛と共に宙にボールは舞う
観客の声、応援団の声が鳴り響く体育館
「きょうやん」
ボールは大倉の手前、少しとりづらい。
「すんません、少し低いっす」
「大丈夫」
彰弥の手にボールが触れた瞬間前衛の大久保、篠久保は一気に助走をとる。どこにあげる、やはり最初の1点はエースか?田中、日向、影山は瞬きする暇もなく、相手を見る。及川を超える天才セッターだ。何を考えているか分からない。
低く勢いがあるボールは更に勢いを増す。
速攻か?いや、違う。速攻じゃない。
「篠久保だ、影山、田中篠久保だ」
澤村の言葉に2人はすぐさま篠久保をマーク、ネットから2人の手が出る。2人の上からスパイクを決める。
「っしゃー」
上から打っただど。
影山とは5センチ差はあるはずなのに、影山の手にも触れていない。どんなジャンプ力を持っているんだ。
これが鴉原のエース。
「まだ1点だ、落ち着け」
「その1点が後戻りできなくなるんですよ」
澤村の言葉に大久保は言う。
確かに鴉原からの1点は大きい。一度入ってしまったら鴉原のリズムになってしまう。どう止めるか。やはり日向と影山の速攻しかないのか。
サーブは大倉。
狙うはリベロ、西谷。西谷から点を取りたい。笛が鳴り高くボールは宙に舞う、そしてさきほど篠久保が見せたサーブより強烈に見えた。ボールは西谷の真正面。弾いてくれたら最高だ。とわくわくしながら相手のコートを見る
「あげたぞ、影山アアアァァァア」
流石西谷。
そう簡単には弾いてくれない。
「止めてくれよー。桐谷くーん」
篠久保と大久保は一歩下がり、ブロックをしようとしない。
まさか桐谷一人で止める気なのか。影山は日向にあげる。すぐさま日向をマークし、飛ぶ、鳥野のコートにボールが落ちようとしている、一瞬何が起こったか分からなかった。まさか本当に1人で止めるとは思わなかったから。落ちる前に反応した影山がフォローする、任せろと田中は後衛にいる東峰にあげる。強烈なバックアタック。
「持ち直せ、もう1回来るぞ」
少し崩したレシーブ、セッターの元にボールは来ず、茶葉が上げる。
その先には誰もいない。ミスかと思ったが違う。
いつの間にか後ろに下がっていた桐谷が構えていた。セッターだけではなくスパイクも打つのか。
勢いよく鳥野のコートに落ちる。
読めない、読めない。
誰が上げて誰が打つのか全く分からない。
「このままじゃ鴉原に1点も取れないよー。もっと頭使わないと」
試合を見ていた及川が言う。
鴉原は全てが完璧ではない。それに気づかなければ勝てない
「ほらほら、一番弱い子ほど強がるって言うじゃん」
「一番弱いって、桐谷か」
「まぁね、一番余裕そうに見えるかもしれないけど彰弥が一番弱い。1点でもあげちゃうと彰弥の歯車が少しずつずれてくる。歯車が完璧に狂った時が鳥野の攻めとき」
彰弥にとって鳥野は相性が悪い。
影山のように天才がいると余計。
自滅するタイプではないが、ミスは増える。
城西との戦いでも1度ベンチに下げられて事がある。及川の挑発に乗ってしまい、リズムが狂ってしまったから。彰弥は心が弱い、そこをどう壊していくかだよ、鳥野。
「あの及川さんの顔むかつく」
観客席で鴉原を見る及川を見て舌打ちをする
「まぁ、多分また彰弥自滅しねぇかなって思ってんじゃん」
「もうしないし、城西と戦った時の俺とは違う事を見せてやる」
相変わらず負けず嫌いですね。
大久保はため息交じりの笑みを浮かべ、まぁ、自滅する前にフォローに入るという。
大倉のサーブは続く。
今度は田中狙い、乱れたレシーブをカバーする、影山は正確に東峰にあげる。先ほどより強いスパイク、ブロックに弾いたボールはベンチに向かう。監督葉山は退こうとしない。
「ちょっと、監督邪魔なんだけど」
茶葉は腕を思いっきり振り、ボールをコートに戻す。
ベンチに崩れ落ちた茶葉だがすぐにコートに戻る。繋がれたボールはリベロ蒼崎の上、センターラインを跨がないようにジャンプをする
「あのリベロトスあげられるのか」
蒼崎が上げるトスは正確、ブレもないきちんとしたトス。
七瀬はにやりと笑い
「梓のトスいただきまーす」
バックアタック。
ブロックで弾いたボールはチャンスボール。
すぐに攻撃の態勢になる。
田中が決める。
コートに落ちたボール。
鳥野を見る。なかなかやるじゃないと。
「反撃するぞ」
終わり。
書いてて楽しいのですが、難しい。
桐谷は及川さんに一回壊されていたらいいなぁと思い、一回ベンチに下げられます。しかし、幼馴染の七瀬君から体育館に響き渡る大きなビンタを食らい桐谷は戻ります。
ばちーん
「え?ななやん、どうしたの?」
あまりにも衝撃すぎたのか大久保が滅多に呼ばない七瀬のあだ名を口にする。
あの七瀬が桐谷を叩いた。叩かれた頬を抑える桐谷
「なーに及川さんの挑発に乗って自滅してんの?挑発に乗るとか馬鹿じゃん。お前は司令塔だろう。俺等はお前の指令と一緒に動いている事を忘れるな。お前が暴走してこっちがお前に合わせるとはごめんだよ。お前は適格で俺等にトスを上げるんだろう」
「うん」
「だったら及川さんを相手にするな。お前は誰にも染まるな、自分だけに染まれ」
顔を上げ、七瀬の顔を見る。
そしてパチンとまた響き渡る音
「ありがとう、すっきりした。でもちょー痛かったからお返し」
「やっぱお前は女王様でいねぇと」
てきな感じっすか。
ああああああ、難しい。
桐谷は影山君と及川さんが苦手だったらいいなぁと思います。天才と天才。その天才の座から退かしてやろうと考えています。
はい、ネタいきます