ハロウィンネタでの新ショタコラボのお話です。
甘いもの好きなこの二人でこのネタはやりたくて…
でもあんまりハロウィンぽさは出なかった、かしら←おい
*attention*
新ショタコラボのお話です
ほのぼのなお話です
ハロウィンネタなお話です
ゲッベルスさんと遊べるのが嬉しくてしょうがないロシャ
ゲッベルスさんにこういうことを言うロシャですみません←
でも二人でお菓子をもらいにいく相談してるのとか可愛いと思うのです(^q^)←
相変わらずの妄想クオリティ
ナハトさん、本当にすみませんでした…!
以上がOKというかたは追記からどうぞ!
肌寒い空気が満ちる十月の終わり。
その、静かな朝……
ひやりとした空気。
鼻先が冷たくなる。
それを感じながら長い紫髪の少年はほっと息を吐き出した。
その吐息は薄く白く凍った。
もうすぐ冬になる。
それを感じながら、彼……ゲッベルスは赤い瞳を細めた。
そんな時。
後ろからがばっと、誰かに抱き付かれた。
「わ?!」
少し驚いた声を上げるゲッベルス。
気配を完全に消されていたから誰なのか、わからなかった。
ゲッベルスは慌てて振り向く。
そこに居るのは癖毛の黒髪の少年……ロシャで。
何だ、とゲッベルスは体の力を抜く。
そして少しむくれたような顔をしたまま、言った。
「いきなり飛びついてくるなよロシャ」
びっくりするだろ?とゲッベルスは言う。
ロシャはにこりと笑って、言った。
「だってゲッベルスが朝から何だか黄昏てたからさぁ」
後ろからびっくりさせたかったんだよ?
ロシャはそういってにっと笑う。
悪戯っぽい表情。
漆黒の瞳が細められる。
ゲッベルス同様にコンタクトで黒に変えてある瞳。
その本当の色を、ゲッベルスは知っている。
"本当の彼"の瞳の色の時にこの表情をされたとしたら、
恐らく猫が目を細めているように見える事だろう。
ゲッベルスはそう思う。
彼らしいその表情にゲッベルスの表情はふっと緩んだ。
全くもう、といいながら、彼は溜め息を吐き出しつつ、言う。
「転んだらどうするつもりだよ……」
「そうなる前に僕が抱き留めるよ」
あっさりとゲッベルスの抗議を躱す。
そして優しく彼の長い紫髪を撫でて、微笑んだ。
「大好きなゲッベルスに怪我させたくないからね?」
そういって微笑む彼。
「トリックオアトリート!」
「っていえばいいんだよね?」
「そうそう。皆がちゃんとお菓子持ってるかは知らないけどねぇ」
「ふぅん……持ってなかったら?」
「悪戯してもいいんだよ」
「悪戯、ねぇ……」
「じゃあゲッベルス」
「えっ!?」
「トリックオアトリート」
「っちょ、何で俺?!」
「え?とりあえず……れんしゅー、的な?」
「なっ、何も持ってねぇよ!」
「へぇえ……じゃあ、悪戯してもいいんだ?」
「な、なしだろ俺は!そもそもそんなことしてたら時間なくなるし」
「それもそっかぁ……じゃあ、いこっか」
「でもロシャ、大丈夫なの?」
「え?何が?」
「だって……」
―― HAPPY HALLOWEEN! ――
(大好きな人と過ごす楽しいイベント!
大好きなお菓子を集めたあとは何をしようか?)
(ちょっと先が思いやられるきはするけど…
でも楽しみにしてることに違いはなくて)
2014-10-31 16:50