休みだから仕事終わりに奈良のとある稲荷神社にお参りに。

狐のお面もしくは狐の土鈴を買うのが目的だ。

夜の10時くらいに着き、社務所に向かったが、灯りはない

え?やってないのか?

また正月やん?

マジか!















ご用のかたは押してください。
呼び鈴があったので押した











「はい」



と掠れた声が聞こえた。




「狐のお面が、欲しいのですが?」と尋ねると














「ねーわ」




「は?」





「ねーわ」









暗黒の空の下、失望に絡まれて車を出したのであった。