万城目さんの小説初めて読みました。

関係なさそうな登場人物達が、あることを引き金に深く関連していく様子は読んでてぐいぐい引き込まれます

調査官三人が個性的な印象。アイスしょっちゅう食べてたり。
大阪の人達も生き生きしていてイメージ浮かんでしまいました。
大阪舞台とあって、食べ物の描写が多いかな。お好み焼きとか。


ストーリーも中盤から勢いを増してくる感じです。
ちょっと読むつもりが面白さで読破してしまったほど

万城目ワールドにのめりこんでしまった…



大阪の秘密もなんか意外。
えっあの人がΣ( ̄□ ̄;)
…ってな展開。
というかなんて壮大なんだ…



『大阪全停止』の意味は物語終盤にわかります。



読み終えた後にふと気づいたのが、人物名が戦国武将や姫に引っ掛けてあるネーミング。
歴史好きならニヤリとする仕掛けになっているってのが、イイ

これも物語に密接に関係してるから侮れない。

調査官三人の名前はちょっとわかりにくかったけど、武将名で辿るとああ、そういうことかと。
物語に登場する中学生達はすぐにわかったが。



は厚さあるんだけど、その厚さを感じさせない読みごたえがありました。
思ったより読みやすい感じ。

序盤はちょっとつまらないかもしれません。
中盤以降は怒涛の展開となっているし、エンターテイメントとしても楽しめるかも。