どうも。
さてさて、今週の火曜日と水曜日は嵐のアルバム及びAKBのシングルの入荷日&発売日でして、それはそれは馬車馬のごとく働いておりました。
嵐はさすがの売れ行き。今、日本で最も金になるアーティストなのは間違いないですね。
嵐の商品としての凄さは前にも語った気がするんで今回は特に言及しませんw
そしてAKBも、今回はAタイプ、Kタイプ、Bタイプと3仕様用意されていまして、3仕様同時購入のお客さんも多く、売り上げに貢献してくれました。
音楽としてはどうなのかって感じですが、アイドルグッズとしては大成功ですよね。
あと、前作のギンガムチェックより勢いを感じました。前作はまだ初回盤売れ残ってるしなwww
ただ、秋元康のネタ切れ感が最近ハンパない…。
つーわけで久しぶりです。
今週は大型新譜の発売もあり、商売としての音楽を最前線で体験している者として色々考えさせられた数日間でした。
早速ですが、僕はこう考えます。
『このままでは邦楽に未来はない』
CDショップ店員として、バンドマンとして、そして一音楽好きとして考えた結果です。
『CDの売り上げが落ちている』という話は、もう今や誰もが知っていることでしょう。
それでも、CDという商品がなくなることはないと僕は考えます。
まあ、あくまで『キャラクターグッズ』としての話ですがね。CDがグッズとして未だ根強い需要を持っていることは、AKB48や嵐をはじめとするアイドルが日本のCD売り上げの多くを担っていることから明らかでしょう。
売る側ももちろんそれはわかっていて、ジャニーズなんかは作った分だけいくらでも売れると知った上で中古屋に流れて価値が落ちるのを避けるために一定数しか嵐の初回盤を製造しません。
ただ、これではダメなのです。
このままでは、『アイドルグッズ』として価値があるものだけがCDとして残り、後は実体のない媒体での販売へと移行していってしまうのではないでしょうか?
『音楽』としてのCDは無くなってしまうのではないでしょうか?
こう考える人もいるでしょう、『ダウンロード販売とかになればそれでいいじゃん』と。確かにCDが廃れたら主な販路はダウンロードでしょうね。
しかしこれではダメなのです。
何故なら、日本はIT後進国。世界が誇る情弱民族。
日本人には実体のある媒体が、つまりCDが必用です。
欧米がダウンロード販売に移行したとしても日本人にはもうしばらくCDが必用なのです。
純粋に『音楽』としてのCD販売が無くなった瞬間、邦楽は終わりを告げる。
日ミュージシャンが商売として成り立ち、彼らの作品が全国へ流通される時代は終わりを告げる。
音楽は地下へと潜り、ミュージシャンは皆本業を別に持ち、仕事の片手間に限られた時間にしか活動できない同人作家へとなってしまう。
そんな悲観的な未来しか、現状からは想像出来ません。
というわけで音楽を伝える媒体としてのCDの必要性を説かせていただきました。
あくまで僕の勝手な持論なんであんまり真に受けられても困りますが、まあ何かを考えるきっかけにでもなってくれれば。
しかし、まだ辛うじて音楽CDが商品として成り立っている現在ですら多くのミュージシャンは厳しい生活を強いられています。
ミュージシャンあっての音楽です。彼らがいなくなってしまえば、いくらCDという媒体が生き残ったところで音楽そのものは死亡です。
CDの売り上げを維持もしくは伸ばし、ミュージシャンを職業として成り立たせるにはどうすればいいのか。
それについてはまた別の機会に持論を述べようと思います。今日はもう疲れちゃいましたw
音楽の未来を掴み取るには誰かが戦わなきゃならない。
ありがたいことにオレはまだ音楽に夢を見れている。
戦争やるなら、今しかないぜ?
ノシ