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地下通路D35地点

話題:今日見た夢
昨夜はまあまあ早く寝たんだが、影響受けすぎてるのかすごい反映された…。


彩音は地下通路から地上へ到着するも、御堂は緊迫した表情でこっちを見てる。

「おい彩音、鼎はどうした!?一緒じゃなかったのかよ!」
「鼎は今…こっちに向かってる…。ゆっくりだけど。結界の影響受けて調子悪そうにしてた…」
「バカ!なんで置いてきたんだよ!!今すぐ鼎を迎えに行け!早くっ!」

彩音はトランペット型の武器を御堂に渡し、急いで地下通路へと向かう。


鐡の言葉を聞いた陽一は思わず出てきてしまう。

「なんだぁ、いたのかよ。暁陽一。お前は同僚がどうなったか知らないんだよな?ぼんやりとしか聞いてないだろ」
「鐡…お前、御劔に一体何をした。御劔の入隊時から気になっていたんだよ、あの仮面の理由」
鐡は狂うような笑い声を上げている。

「あの女が交通事故に遭ったのは嘘だ。あれは俺が交通事故を装い、襲撃したんだよ。そしてどさくさ紛れにあいつの顔を全て奪ったのさ。残念なことに御劔は元の姿に戻れなくなったんだな〜」
「元の姿に戻れなくなった…!?」
「そう、ゼルフェノアのミスでな。だからやむを得ず御劔はここ、ゼノク行きとなったんじゃねーの?」

鐡は細長い金属製の筒を出現させる。
「この筒を誰かさんが破壊してしまったがために、お前の同僚?後輩は一生元の姿に戻れなくなってしまった。ちなみに俺が手にしているこの筒には何も入ってない」

「じゃああの仮面の下は…」
「まっさらなのっぺらぼう状態だ。そりゃ顔なんて出せるわけがない。お前は不自然だとは思わなかったか?御劔が一切食事していないのを」
確かにあの頃、御劔は1度も食事してる所を見なかった。おかしいとは思ったが…。

「鐡、お前が御劔を殺したのか?」
「そうだよ。御劔の存在を抹消したのは長坂がやった。上層部が入れ替わってたのは知らないだろ?誰もが蔦沼が死んだと思っていたからな。顔を奪われた人間はだんだん自分の顔を思い出せなくなる。御劔はあれから5年はあの姿だったからゼノクに来る頃には自分の顔を忘れかけていたんじゃねーの?」
「他人事みたいに言うな」


陽一は武器を構えた。


西澤はモニター越しに地下通路の鼎の様子を見ていた。かなり危ない状況。
「マズイ…。紀柳院の症状が悪化してる。医療班を派遣すべきか…」

九条は鐡の動向を見ている。
「西澤さん、陽一さんが鐡と交戦しています!」
「なんで暁陽一がここにいるんだ!?まさか宇崎のやつ、陽一を連れてきたのか…」
「暁陽一ってかつてのゼルフェノア隊員だって聞いたけど。晴斗の父親だったのか」
「あぁ、陽一は黎明期からいた隊員だよ。最終的には隊長クラスになっていたはず」


鼎はいつの間にか第5シェルターの前にいたが、だんだん奪われていく体力と症状の悪化でなかなか動けずにいた。

「身体が…キツい…」
なんとか這いつくばってでも地上を目指す鼎。彩音は鼎の姿を見つける。
「鼎っ!!置き去りにして本当にごめん…」
「彩音…」

彩音は鼎の身体を確認する。明らかに悪化している。彩音は監視カメラに気づいた。そしてモニター越しの西澤に合図を必死に送る。


西澤は彩音に気づいた。駒澤がいる場所は第5シェルターの近く。
「医療班を地下通路に派遣する。医療班、すぐに行けるか!?」
西澤の通信に戦闘医療班が反応した。
「場所は地下通路・D35地点。そこに紀柳院がいる。駒澤がいるからすぐにわかるだろう。彼女の症状は悪化している。速やかに彼女を搬送してくれ!」

医療班が動き出した。地下通路は隠語で細かい場所がわかるようになっている。地下通路はゼノクメイン施設と研究施設・敷地内の学校の一部に張り巡らされているため、とにかく広くて複雑。医療班は場所さえわかれば最短ルートで地下通路は行けるように訓練されている。


鼎が歩いてきた後にはぽたぽたと血の跡がある。彩音は鼎に必死に声を掛ける。

「鼎…また吐血したんだね…。なんでこんなに症状が悪化してるの!?回復したんじゃなかったの!?なんで!?」彩音は泣きそう。


やがて医療班が到着。彩音は鼎が搬送されるのを見送った。搬送される直前、鼎は奏剣を彩音に渡している。それと御劔の日記も。


陽一vs鐡の戦いは終わる気配がなかった。晴斗は陽一の乱入により、戸惑いを見せている。
陽一は同僚…いや後輩というべきか、御劔が鐡の被害に遭った上に惨殺されたと知り、怒りを隠せない。


彩音は再び御堂達の所に来た。

「彩音、鼎は?」
「…鼎は医療班に搬送されたよ…。症状が悪化してるから西澤室長が派遣したって聞いた」
「あいつ…回復したはずなのになんでだよ!?どういう状況だったんだ鼎は!?」
「鼎…例のドアの結界を破ろうとして、それから急に様子がおかしくなったの。激しく咳こんでたし、ふらついてた。血も吐いてた…」
「吐血しただと…?それかなり深刻じゃないか。結界の影響を受けたのか…?」


鐡は突如、こんなことを言い始める。
「一旦、この戦いやめにしねぇか?これだと消耗戦だ…。暁陽一、また戦おうぜ…。次には決着つけようか」
鐡は飽きたような言い方をし、姿を消した。


陽一は呆然と立ち尽くしている。御劔の詳細を聞いたせいもある。彼女はなんでひどい仕打ちをされなければならなかったんだ…?


陽一は後輩の御劔と一緒に任務をよくしていたこともあり、親しかった。黎明期のゼルフェノアは現在とは違いいじめが横行、御劔はターゲットにされていたと聞く。
御劔は何度か無理やり仮面を外されかけたことがあるが、助けたのは陽一や小田原だった。いじめに加担した隊員は処分を受けている。

陽一は1度だけ御劔の素顔を偶然見たことがあるが、本人の前では深く傷つけるからと、見たことを一切口にしなかった。素顔を見たのは一瞬だったのでそこまでひどいとは思わなかった。


彩音は陽一に御劔の手帳を渡す。鼎からだと。手帳には隊員証が挟まっていた。隊員証はなぜか2枚ある。1つは仮面姿、もう1つは素顔!?


陽一は御劔の顔写真を見て震えた。本当に顔がない。それにしてもなんで素顔の隊員証があるんだ?

「それは彼女がここに来てから作ったものなんだ。西暦を見てみてくれ。陽一。陽一、聞こえてる?僕だよ、蔦沼だよ」
「蔦沼長官、生きてたんですか!」
「悪い。鐡との戦闘で負傷しちゃったから通信になるんだけども、御劔はゼノクに来てからは入居者達とも交流していたんだよ。ある日を境に第5シェルターで1人で過ごすんだが、その頃にはもう彼女は自分の顔を思い出せなくなっていた」
「陽一、司令室に来てみるかい?御劔に関する資料や写真が大事に保管してあるから。ゼノクで行われたイベントの写真もあるよ」


晴斗と陽一はメイン施設の司令室へと向かう。陽一はゼノク入居者と一部の職員がゼノク特有のスーツ姿でいることを知らなかったため、初めは驚いた様子だった。
入居者達はシェルターに避難してはいるが、一部の職員は館内にいる。


西澤は資料や写真を見せる。

「蔦沼長官からの伝言です。御劔はゼノクではそれなりに楽しんでいたと。夜に彼女は仮面を外して素顔のまま、敷地内を外出していることもあったんだ。そこでよく長官と話をしていたと。御劔は長官を信頼していた」
「素顔の写真、意外とあるな…。どれも夜の写真だ」

「夜じゃないと仮面を外せなかったんだろうね。昼間だと人目につくから嫌だったんだろうな…」


陽一はゼノクで行われたイベントの写真を見つける。

「全身タイツみたいなスーツの上から浴衣を来ているな…。西澤さん、これはなんで?」
「ゼノク特有の怪人による後遺症治療のスーツ姿なら不審に思われないから、イベント時には毎回着ていたみたいなんだよ。マスクがのっぺりしてるから区別つかないし。この治療用スーツは蔦沼長官が考案したものだよ。見た目は全身タイツだが、そこそこ効果はある」

「確かにスーツ姿の写真もいくつかある…。あれ?この写真、場所どこだ?」
「第5シェルターの隠し部屋だね。その写真、長官が撮ったんだろうな。御劔がいた時は長官くらいしか来なかったから。この写真は御劔が自分の顔を思い出せなくなる前に仮面を作っている最中のものだろう。周りに失敗作が散乱している。仮面がどれもいびつなのは、顔を奪われたことで視界が歪んでいたからだと考えられる…。後に鐡によって顔を奪われた被害者が5人出たからそれでわかったんだよ」
「確かに見えていたし、喋れてもいたな…。どうやって生活していたかは謎だが…」

「一応顔には嗅覚と味覚以外の感覚はあったみたい。口元に当たる部分を触られるとくすぐったいとかあったみたいだよ。御劔は明るすぎて寝れないと困っていたみたいだが」
「…え?」
「長官から聞いたけど、常に目を開けているような状態だったらしくてね。寝る時はアイマスクが必要だったとか。おかげで鐡の他の被害者にも活かすことは出来たが…」
「本来の顔の上に肉が覆い被さり、蓋を密閉され一体化したような状態だったのか…」


彩音達は鼎のことを心配していた。空操と桐谷も合流する。
彩音は医療班から鼎の状況を聞いた。

「鼎…症状落ち着いたって」
「よ…良かったぁ…」
「しばらくは様子見だって聞いた…。原因は強力な結界の影響も強いけど、他にもあったみたいで今調べてる。せっかく回復したのに逆戻りして欲しくないよ…!」
「鼎は今どうしてるんだ?」御堂が聞く。
「鼎は薬のおかげで眠ってる。身体に相当負荷が来たのか、ぐっすりだって」


「俺、気になってるんだけど西澤さん、御劔さんの事件前の写真ってないのかな…」晴斗がポツリと言う。

「あるみたいだが、あの事件のゴタゴタで御劔家は一家バラバラになってしまったとか…なんか聞いたな…。特に母親と弟のショックがひどくてどうたら」
そりゃ娘のあんな姿を見たら、ショック受けるって…。

「事件当時の御劔さんって何歳くらいだったの?」
「高校生だって聞いたよ。一家でドライブ中に襲撃されたんだ。…で、娘だけが狙われてしまった。御劔は日常生活が出来なくなり高校中退、後にゼルフェノアに入隊するんだけどね…」


陽一は御劔の素顔の写真を眺めながら呟く。

「不思議とこの写真見てるとさ、彼女が笑っているように見えるんだよ…。よく見ると元の顔の形跡が少し残っているのもあるのかなー。僅かに鼻筋と口の跡があるからか?目元は完全にわからないが」
「顔全体を肉で蓋されたみたいになっているせいかもね…。だから僅かに元の姿の形跡があるんだろうな」

西澤も写真をまじまじと眺めている。


それにしても「ゼルフェノアの誰かさんのミス」で御劔は元の姿に戻れなくなったと鐡は言っていた。
犯人探ししたくはないが引っ掛かる。これは晴斗と陽一も同じ。


陽一は西澤に案内され、御劔の墓参りをした。誰かが置いたのか、花が供えられてある。

「西澤さん、この花…長官が供えているんですか…」
「今は負傷してるから世話役の南がしてるけど、基本的には長官がしているんだ。長官は責任感じているからね…」
「尚更、鐡を倒さなくてはならないなー。悠真…いや、鼎の様子はどうなんだ?」
「彼女は搬送されたよ。今は症状がだいぶ落ち着いてる。鐡を撃破する鍵は紀柳院にもあるから彼女には無理して欲しくない…」
「以前の鐡戦で鼎は負傷したと聞いたから…心配だな…」



変なところが生々しすぎる…。リアルすぎたのは地下通路の隠語。
第5シェルター付近はD地点らしい。第1・第2シェルター、病院の地下・学校の地下・最深部・外部ルートと大きく分けて7地点ある。


御劔の隊員証が2つあるのもリアルすぎた。なぜ2つ作ったんだ?のカラクリが複雑すぎる…。

陽一と小田原は先輩後輩関係にあったらしく、陽一が先輩だったがまさか後に小田原が支部の司令になるなんてって感じ。
小田原司令がやけに御劔に詳しいのは陽一と関わりがあった=後輩の御劔とも関わっていたから。

無題

話題:おはようございます。
昨日の拍手6個ありがとうございます。昨夜は有吉のラジオ番組→草野マサムネのラジオ番組聴いてから寝ようとしましたが、異常に腹が減りお菓子を貪り食ってから寝た…。



昨日のデパプリ、追加戦士のキュアフィナーレ来ましたが最近のプリキュアの追加戦士は長袖がトレンドなんだろうか…?
前作のトロプリも追加戦士のキュアラメール、長袖だったな〜と…。

キュアフィナーレ、キュアラメールに雰囲気が似てるな〜。立ち振舞いが上品なのもあるんだろうか?
フィナーレの衣装、よく見ると五分丈に女優手袋だからパッと見長袖に見えるのかな?フィナーレって何色キュアなんだ。デザートモチーフだからレインボー?


紫キュアかと思いきや、そっちかパターンだった…。



今日は晴れてるので暑くなりそう…。昨日は曇りなのもありますが、中途半端にぬるかったよ。
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