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さいゆーきと晴れ空没ネタ

癒された、の一言に癒された!

どうしよう可愛いなこの人、とか拍手にて匿名の方に萌え萌してた私は終わってるよね←

いや、社会人になると癒やしは重要だな、と実感させられている中でその発言には胸を打たれました。



そんな中で執筆。

今回アップした復活→最遊記のえぬじーネタ?と、没ネタの二つ。















「……ヒロさん」


「…なに」


粋な予感はしないが、応えなければ後にネチネチと嫌みを言われるよりはマシかと思い僅かな躊躇の後に応えた。


「10年前の俺がいる!」


「あぁ、ツッコミ役を辿る苦労性の運命ね、分かります」


「……何で敬語になってるの、ヒロ」


「いやいやさり気に流すなよ、雲雀。違和感ねぇけど実は台詞が違ぇだろ。気付いての間だろ、お前」


「ほら、やっぱり過去の俺だー」


「だな」


「だね」


「テメェ等もか!誤魔化そうったってNGなもんはNGなんだよ!認めやがれ!!」


悟浄の怒鳴り声に三人は呆れた視線を向けて深く溜め息を吐いた。
何だ、そのダメダメじゃんコイツ。って顔は、と悟浄は口を引き付かせた。


「…何か違う気はしてたんだよね、誤魔化せると思ったんだけど」


「誤魔化せって視線で訴えて来てたもんね」


「俺には二人の圧力でしたからね、このやろー」


なのに空気読まないんだからさー
そして呆れを含んだ息を吐いた後に首を振る三人に、悟浄は爆発した。


「何でNG出してねぇ俺が悪い方向に行ってんだ!?」




だって悟浄だから!




満場一致した。


────────
流石にNGは本編に書けない。
悟浄は世話焼きで悪い人ぶっても成りきれない良い人な印象が私ん中にあります、だからこそ苦労性←






彼女の裁判無効方法のネタ↓










「雲雀さんが秩序に君臨してなかった事にさせるんですよね?」


ドゴォォン、と何やらボンゴレ本部にあってはならない破壊音が響いたと言うのに、要のボスが行動にも…更に話題にすら出さずに頬杖を付いて綱吉は優雅に紅茶を飲むヒロに訪ねた。


「なかった事に"させる"って他人に押し付ける辺り、らしいよな」


自分はただ破壊行動をするだけ、なんて何て楽をしているんだろう。
だが、それが彼らしい。
と、チュドーンと爆発音が響いても同じく反応を示さないで笑う。
嗚呼、紅茶が美味しい、なんて平和に一時を過ごしている。


「全くです。それで、骸は裁判官を乗っ取るんですよね」


「らしいね?」


「だったら、ヒロさんはどうするんです?」


「………」


カチャリ、と騒がしいはずなのにヒロがカップをソーサーに置く音が良く響いた。


「…そもそも裁判ってさ」


「はい?」




「犯人が分からなければ訴えられないよね」




「……あぁ、ヒロさんらしいですね」


「ありがと」


証拠も目撃者も残さない完全犯罪なんて、彼女に掛かれば朝飯前だろうなぁ…と執務室で青空を見上げた。

取り敢えず、騒音と執務室の壁と屋根を大破させた元凶の二人の給料を減らそう、と彼もまた紅茶が淹れられたカップを手に取った。




───────
彼女はそもそも裁判とは縁がないって話。
これも入れたかったけど、流石に無理だった。

わんこの輪廻転生物語

ヤバい、もう死ねるかも。

ある方の美人な華澄のイラストを見てにやけが止まらないんだが、どうしよう。

一ヶ月はそれで生きていけそうです、イェーイ☆←
相互リンクして貰ってる方なので、そこから行けます。一見の価値ありですよ皆様って言うか見ないと損だよ!?

テンション上げて、またもや前回の続き!
決着、となるはず!
















「燃えよ、我が魂ィィ!」


二槍にまといながらも吹き荒れる炎に驚愕する雰囲気を感じながらも、風で援護する。
更に燃え盛る炎をまとった二槍の突撃を受けて花菱烈火が吹き飛んだ。


「まさか、火車丸と同じ偽火?けれど、そんな魔道具はなかったはずよ…」


裏麗の忍者が使っていた玩具…魔道具と同じにしないで欲しいですね。


「身一つで炎を操る者が、火影だけだと誰が言ったんです?世界は広いんですよ」


狭い日本で昔から言い伝えられた事など、真偽のほどはないんです。
それも世界を知らなかった時代の話なのですから、更に怪しいと何故気付かないんでしょう。


「ねぇ、時空を跳ぶ術を知る者よ」


「…何故、それを」


「私達の狙いは貴女だから、とでも言っておきましょうか」


私達が現代に来た原因は時空流転に関連していると見て間違いないはずなんです。ならば、少しでも情報を知る彼女に話を聞かなければお話になりません。
早々と試合を終わらせましょうか…残りは土門と言う男のみ。


「なぁに俺抜きで勝手なこと言ってんだー!!」


「おぉ、復活したぞ、華澄殿!」


「おや、凄い」


同じ炎属性故にダメージは少なかったんでしょうか。再び復活した花菱烈火はテンカウントをされる前にステージへと駆け戻りました。


「テメー等には母ちゃんに指一本触れさせねぇかんな!」


「な、破廉恥な!」


「そんな意味じゃありませんからね、落ち着いて下さい幸村様。
それに、貴方も勘違いしているようですが…」


指一本を触れる必要性はなく、ただ話をしたいだけなんですよ。
何のために私が相手を殺さずに伸していると思ってるんですか。一人でも殺したら話を聞いて貰えないからに決まっています。
そう弁解しようとした所で、橙が走った。


「クァー!」


「ぬぉ!?」


「幸村様!?」


グサッと橙色の何かが飛んで幸村様の額へと突き刺さったソレに目を見張る。
何ですか、アレ。
烏が何でこんな所にいるんですか。
そもそも烏風情の突撃を幸村様が避けられぬはずがありません。
ただ、分かる事はあの烏の気配が彼の配下に似ているから警戒する必要性を感じなかったから。


「まさか、アレは…!」



「セィヤァァァ!!」



野太い掛け声に思わず肩を揺らす。
ソレから視線を発信源へと視線を向けた時には、視界一面が岩に覆われる。

……いや、岩が吹き飛んで来た?


「華澄!!」



衝撃に意識が暗転。







「……アレ?命中しちった?」


岩を投げた土門と言う男は自分のした事ではあるが命中した事に唖然としていた。風使い、水使いと手練の者達を悉く無傷で倒していたからだろう。
だが、そんな事はどうでも良いのだ。


「ボケーッとしてんじゃねぇ、土門!もう一人いんだぞ!」


…起き上がらない。


「お、おぅ!……あ?」


起き上がらない。


「ワォーン!」


華澄が、起き上がらない。


「い、犬ゥゥー!?」


何よりも時間が過ぎてもいないのに、この姿に戻った事が物語っていた。
あぁ、気絶しているだけなのか、或いは……岩を退かせなければ、と駆け寄るもこの姿では些細な石を、少しずつしか退かす事しか出来ないのだ。


「キャゥーン…!」


嗚呼、この姿が何てもどかしい!!



「幸村兄上」



その声に我に返る。
こんな接近されるまで紅麗に気付かぬとは。


「私がやろう」


炎が舞う。
己が退いた瞬間に岩だけを吹き飛ばす加減をされた炎が走る。


「キャン!」


姿が見えた華澄の下へと駆け寄る。
瞬時に風か槍で防いだのか軽傷ではあるが、額から流れる血を舐めとる。
嗚呼、何て痛々しいのだ!


「紅麗が、人を助けた…!?」


「…たった二人相手にお前達は満身創痍だな、烈火よ」


二人の会話が聞こえるが、俺には華澄の姿以外が目に入らなかった。
華澄に何かあったら、俺は…俺はッ!


「キャウン!キャン、キャン!キャゥ


…すみ、華澄!!」


「……、…」


意識が戻るようにと、吠え続けていると己の声に戻っていて目を見開く。
この姿に戻ったならば、と期待に応えるかのように、蒼紅の瞳が開いた。


「…クフフ」


だけども、ゆらりと立ち上がった華澄は怒りからか笑顔を貼り付けていた。


「……ガキ風情が」


テンカウントを数え終えた審判が腰を抜かす。
烈火達でさえも顔から血の気が引いて震えているのは、華澄の殺気を直に受けたからだろう。会場に圧力が掛かったかのように重い。


「華澄姉上」


華澄の進行上に紅麗が立ちふさぐ。
それに華澄の瞳が僅かに揺らぐ。


「華澄」


横から彼女を抱き締める。
温もりが伝わってきて安堵の息を吐く。
嗚呼、大丈夫だ、彼女の存在を感じる。


「落ち着くのだ、俺達の負けだ」


「……幸村」


「何も怒る事はない、俺がそう思っているのだからいいのだ」


「…幸村、さま」


いつもの彼女に戻ったのだと分かり深く頷いて応える。
肩の力を抜く華澄から離れてソレを掲げた。


「うむ、それでもその怒りが収まらぬと言うのなら、コレに何しても構わんぞ!」


「ク、ァ…」


首を絞めすぎて白目を向いているが、死ななければ問題なかろう?


「ギャァァァ!クー吉がぁぁぁ!!」


「クゥちゃぁぁぁん!」


烈火殿や治癒の女子が騒ぐのを聞いて俺は口角を釣り上げて鼻で笑う。


「ハッ、クゥとはまた愛らしい名が付いているではないか、なぁクゥ?」


「…クワァ!」


「…幸村様、首しまってますよ」


「構うものか。コレは家臣でありながら主に牙を向けたのだぞ?暫くは元の姿に戻さないで構わんからな、華澄」


「そう言う訳にもいかないでしょう?お互い近況を報告しなければ…」


「嫌だ」


「…一応、仮にも感動の再会なんですから」


「嫌だ」


「…幸村様」


「嫌だ」


「………」


「嫌だからな」




感動の再会?そんなもの知らぬ。



(お前のせいで華澄は…!)(いや、悪かったけどさ!最初から負ける気だったじゃん、違和感なく終わらせようとした俺様の苦労をかってよ!)(知らぬ!)(旦那ぁ…)

────────
感動の再会とは程遠い彼ら。

不幸な佐助が好きなんだ、完璧してくれよw




それと、ゆらりと瓦礫から立ち上がった姉御の別ネタ↓





「……クフフフ」


ゆらりと立ち上がった華澄は、笑い声を上げながら天井を仰いだ。


「クハハハハッ!この私を傷付けるなど、虫けら風情が粋がっているではないか!」


「ま、魔王が華澄殿に降臨してしまったではないか、佐助ぇぇー!!」


「クハハハハッ!!是非もなし!」



その日、会場が跡形もなく消えた。


───────
いや、だって魔王の血族な屍姉御も良いな、と最初は思ってたんだよ。

けど幸村とどうやっても絡められないから即却下したネタなんだ、魔王化な屍とか違和感ないと思うのは私だけかw

わんこの輪廻転生物語

くふふのふー、テンションが妙な今日この頃。

では、またもや前回の続き。

輪廻転生シリーズ戦国BASARAから真田主従と共に烈火の炎への物語。














ガゴォォン、と騒々しい音が響きました。試合開始をなされて、ほんの数秒の事です。
吹き飛んだ烈火がいる場所から、視線を横へとずらす。


「…幸村様」


「…加減を間違ってしまった」


いつもの二槍ではなく、挨拶代わりだろう拳を突き出したまま幸村に息を吐く。
まぁ、最近はワンコの姿が多かったために無理はないでしょうが…あの御館様と殴り合いをする幸村様の拳を受けたら只じゃ済みませんよ?


「こんなんで負けられるかー!」


だけども、瓦礫から花菱烈火が飛び上がりました。意外にタフみたいですね…自分へと向かって来る姿に幸村様は嬉しそうな笑みを浮かべる。


「この真田源次郎幸村、本気でお相手致す!」


いえ、幸村様が本気になるとこんな会場なんて一瞬で無くなりますから。
勿論、言っても無駄ですし幸村様自身も分かっているでしょうから本能で加減すると思うんですけどね。
何より、楽しそうですから。


「ちょっとオネエサン、何時まであっち見てんの?オネエサンの相手はワ、タ、シ」


「そうですね、幸村様が楽しそうなのを邪魔する者は私がお相手しましょう」


お相手しましょう?同じ風を操る者としてどちらが勝っているのか試してみたかったんです。






「クフフ」


久し振りに遊びで暴れると楽しいですね。殺しとは別の楽しみがあります。


「な、何で風神ちゃん!?」


「玩具でしか風を操れない貴方が、私に勝てるとでも?」


「くっ」


悉く彼女の攻撃を潰していたら躊躇して風神から小さな珠を取り外そうとしましたが、それは流石にマズいですね。


「させませんよ」


別に使われても勝てる自信はありますが、風神の能力を無くしてしまったら私が紅麗に怒られてしまいます。


「貴方の敗因はただ一つ、風使いとして未熟でありながら私を相手にした事です」


なんて、骸なら言うんでしょうね。
風で私の方へと吹き飛ばし、首に手刀を打って気絶。
はい、終了です。


「さて、次は…」


槍を頭上へ構えた瞬間に金属音。
水の刃を防いだ私はクスリと彼に向かって笑う。
敵を倒して気が緩んだ隙を狙おうとしたんでしょうが、残念ですね。
私はそんなに甘くありませんよ。


「次は水使いですか」


さぁ、楽しみましょう。



(頭上で橙の烏が旋回したなんて、まだ誰も気付かない)
─────────
次はいよいよ佐助の出番。

彼は哀れな役になりそうな予感←

わんこの輪廻転生物語

相変わらず返信が遅くて申し訳ありません……最近の平日は本当に忙しく、帰宅も八時過ぎなんです、夕食とお風呂で九時に。
趣味の時間もあるため、もうこればっかりは許して下さい!

今までの専門学校は午後からだったり、午前までだったりと中途半端な時間しかなかっただけに正直辛いんですよ……(*´Д`)=з

くそぅ、がんばってやる、まけないぜ、たぶん!

そんな無意味な根性を出しつつ屍姉御&真田主従が烈火の炎にトリップ話。


だが佐助はまだ出てません←


火影とのバトル、前。














「さて、如何しましょうか」


麗(蓮)は私と幸村様の二人チーム。
相手は大抵5人から6人のチームですから、自然と試合方式は変わってくるんですよね。
そして、二人組みに加え私は女。その片割れは現在ワンコのため他所から見たら私一人に見える訳です。
ですから、お相手が嘗めて下さいますからこちらが試合方式を決めなければならない事が多いのですが…


「花菱烈火、ですか…」


画面越しにも見て思いましたが、紅麗に全く似ていないですね。
紅麗は母似だ、と聞きましたが弟君も母似寄りといった所でしょうか。


「何だよ」


「いえいえ」


ジッと見すぎたのか、睨み付けてくる弟君に笑って誤魔化す。
本当に似ていない。
まぁ、だからこそ気兼ねなくやりやすいと言えばやりやすいですね。


「勝負方法は?」


「こちらは二人ですから、そちらも二人出しての二対二のバトルとしませんか?」


「は!また音遠と同じく仲違いを狙ってんのか!?同じ戦法なんて無駄だせ、水鏡とはもう一緒に戦わねぇもん!」


「僕だってごめんだ」


烈火、水鏡と続けて言いますが、私が狙っているのはもっと別の事ですよ。


「いえ、それはありえませんよ。今回提案するのは二対二の勝ち抜き戦です」


「勝ち抜き戦!?」


「一人ダウンしたら、一人バトンタッチして入れ替わりを行いそのまま試合続行。但し、そのダウンした方は二度この試合には出れません」


「つまり、事実上二対五か」


「そういう事ですね」


入れ替わりのタイミングは何時でも構いませんよーと笑って言うと予想通り烈火は激昂。嘗められていると怒る烈火を抑える他のメンバー達のノリは、何処にでもいる高校生なんですから場違いですよね。
それでも、ここまで勝ち残って来たのですから嘗めてはいません。
ただ、戦国を生きた私と幸村様にはどうしても生ぬるいんです。
本当なら最初から二対五でも良かったんですが、幸村様が正々堂々を好みますから。
ただ、純粋に多く長く戦いたいだけなんですよ。


「このーっ!嘗めんのもいい加減にしろよ!」


「おやおや、煩い小猿さんですね」


「むっきー!!大体、二対二っつーけどテメェの方は一人じゃねぇか!!」


一人?面白い事を言いますね。


「何処に目を付けているんですか?ほら、こちらに…」


「先程からいるではないか!」


「ねぇ?」


数名が息を飲む。先程からずっと隣にいたんですよ?
ワンコの姿ではありましたけどね、気付いた者は一人としていないでしょう。


「…みーちゃん」


「確実にいなかったな」


「関係ねぇよ!紅麗をぶん殴るためにコイツ等を先にやっつけりゃいいんだからな!」


粋がりますね…しかし、そうでなくては面白くありません。
少しは楽しませてくれなくては。


「小金井殿と戦うのも久しぶりでございますな」


「…幸兄ちゃん」


「本当に。あの時からどれだけ腕を上げたのか、楽しみですね」


「でござるな!」


「…華澄姉ちゃん」


ワクワクとした表情をした幸村様に苦笑する。本当に戦いは好きですよね、幸村様は。
だからと言って殺しが好きな訳ではないのですから日ごろは難しいんですよね、所属している組織が組織ですから。


「何、薫?あの二人と知り合い?」


「紅麗と一緒に戦い方を教えてくれた二人だよ…二人とも十神衆よりも強いからその更に上の二鬼神って呼ばれてるんだ」


「二鬼神?」


「だから紅麗も信頼してるし、実は紅麗よりも強いって噂があるんだよね」


「はぁ!?じゃあ何で大人しく紅麗の下にいるわけ!?」


「あの二人はね……紅麗に戦いを教えた張本人」


「………は?」



「加え、紅麗の義兄と義姉だからだよ」



絶叫が響き渡った。



───────
幸村も炎を使うから烈火達の驚きも半端ないんじゃないかな、と思いつつ執筆は此処まで。

わんこの輪廻転生物語

例の屍姉御&真田主従が烈火の炎にトリップする話。


例の幻獣郎の話。












廊下の先では喧騒が聞こえますが、まるで隔たりがあるかのように此処は静かです。
ソレを見下ろす私の目はそれはもう冷めていることでしょう、首に大鎌を突きつけて口角を吊り上げる。


「ねぇ、逃げられるとでも思ったんですか?」


「グルル…」


足元で幸村様が唸る。
今にも飛び掛って噛み殺そうとするのを頭を軽く撫でて抑える。


「私達から、逃げられると思ってるんですか?」


ねぇ、紅麗に敵対する発言をした男を、逃すほど甘いのだと私達は思われているんですか?
と聞いても無駄ですよね、どんな言葉でも命乞いでも声を聞く事が不愉快なので蓮の蔓で口を塞いでしまっていますから。
ただ、信じられない何故だ、とばかりに私を見上げる顔は分かりましたから親切に教えて差し上げましょう。


「あのようなまやかしは、私の専売特許なんです」


分身で音遠から逃げおおせたつもりだったんでしょうが、残念でしたね?
そして、私に見つかったことは最大の失敗。


「私、音遠ほど優しくないんです」


彼女は一撃で痛みもなく更に一瞬で終わらせるんでしょうが、私は違いますよ。
死にたいと思い、殺してくれと懇願されても、まだ殺してあげません。
絶望の果てに死も生も把握出来なくなった後に一思いに殺して差し上げるんです。
どんなに地獄でしょうね?


「嗚呼、でも貴方には感謝しているんです。常々殺したいと思っていましたが、仮にも紅麗のモノですから手を出せなかったんですよ。
殺す理由を与えて下さって、ありがとうございます。
変わりに選択肢を差し上げましょう」


幻覚により刻まれ続けるのと、現実で刻まれ続けるのと。


さぁ、どっち!?



──────
例の幻獣郎の死亡フラグw
いや、絶対に屍もだが幸村も気に入らない人だと思うんだ、幸村も忍びが身近にいたからきっと本能で気付けたはず←
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