スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

アサリの復活物語

綱吉成り代わりを考えてみた。

そのため男主人公!

しかし、綱吉は弟として存在。

弟らぶ←

原作知識リング戦まで有。

ただしパラレルワールド。

リボーンは赤ん坊じゃないよ!

実は守護者も一部原作と異なるよ!

そして骸オチ!

今回は一通りの流れを説明する主人公のモノローグ的な話。

要望があれば細かい所も書こうかな!

そんなパラレルな私だけしか楽しくない成り代わり!


覚悟がある方のみ、どうぞ。


















ねぇ、信じるかい?僕には前世の記憶があるんだ、とはいっても気付いたら二歳になってたかな。
最初は戸惑ったよ、僕が知るはずもない知識が流れ込んで来たかのように沢山の情報と俺だった頃の記憶が刻まれて頭が痛かった。まぁ、後から、記憶がある状態で赤ん坊の生活をしなくて安心したけど……何で?それくらい察してよ。
その知識の中に僕の両親がいた。
両親の名は沢田家光と奈々。え?君にたやすく両親の名を教えていいのかって?どうせ君の事だから調査済みだろう?構わないよ。
僕は彼らを知っていたよ。
だけど、彼らの間に生まれる子はただひとり。
決して僕ではない。僕であってはならないはずだったんだ。僕はこの世界と交わってはいけなかったんだ。
本当は生まれるはずだった、あの優しい男の子を僕が奪ってしまったんだと絶望したよ。
だけど、その一年後に弟が生まれた。

名前は沢田綱吉。

そう、僕は決してあの優しい男の子の居場所を奪ったわけじゃなかったんだ。
僕はあの優しい男の子の代用品じゃなかった、僕は僕として存在を許されたんだって嬉しかった。
だから、僕はあの子のために頑張ったよ。
あの子にこの世界は似合わないだろう?
プロ野球選手を目指す少年もプロのボクシングを目指す少年も裏の世界なんて似合わないだろう?光の中で輝いてこそ、彼らは生きられるんだ。
一般人を素質があるからと成り行きで、こちらに足を入れるなんて、そんな悲しいことはあってはいけないだろう?
だからね、頑張ったんだよ。

あるとき、九代目が家に来た。

彼の息子、ザンザスまで連れて来た。

僕はその時、もしもの世界を考察した。

あるとき、夢をみた。

オッドアイの少年を助けることが出来た。

僕はその時、パラレルワールドの存在を感じた。

あるとき、殺し屋に会った。

赤ん坊のはずの姿は、青年の姿だった。

僕はその時、パラレルワールドを確信した。

何とかなるかも知れない、と希望が湧いた。
頑張ったよ。
雲は雲のまま孤独に孤高があり、霧の片割れは霧のまま、霧の片割れは一般人。晴はボクシングの道に生き、赤ん坊のはずの殺し屋が勤めた。雨はプロ野球選手に生き、赤ん坊のはずの狙撃手が勤めた。嵐は弟の忠誠なく真の親友になり、赤ん坊のはずの格闘家が勤めた。雷は雷のまま可愛らしい幼い子。

弟は、光のもと、大好きな人と幸せに生る。

頑張ったよ、誰もが笑えるように、最善になるように、自己満足でも構わなかった、笑っていられるように、頑張ったよ。






「それも今日で終わりだね、吉奈チャン」

本当だよ、頑張ったのに、結局巻き添えにしちゃうよ。どうしてくれるの?きっと弟も借り出されちゃう。どうしてくれるの?僕の努力が水の泡だよ。

「バイバイ」

どうしてくれるの?お呼ばれが早過ぎて僕の雲である恭弥にしか作戦を話せなかったよ。

「ねぇ、白蘭」

どうしてくれるの?むくろ、骸には全く知らせられなかった。
全く、こんなときに何処にいるんだよ。僕、死にそうだよ?でも死なないんだ、勘違いして突っ走らないでよ、君が一番、心配だ。変な所で激情家だから、早まっちゃダメだよ、むくろ。
弟子だ弟子だって初めての弟子にはしゃいで構いすぎだよ、ばーか。さみしかったなんて、いわないからな。
……あぁ、きっと骸は泣く。
どうしてくれるの?骸が泣いちゃうよ。
白蘭のせいで!骸が、泣いちゃう!


「白蘭なんて、だいっきらいだよ!」


僕は今までになく怒ってるよ!


パァン、と撃たれた一発の銃声が霧を狂わせた。


(…、吉奈?)(師匠ー?どうしましたー?)(いえ、……久しぶりに、吉奈に会いに行こうかと思いまして)(へー)(連絡が来ても無視してましたから、突然行ったら驚くでしょうね!)(…師匠ー、鬼畜ですー)(クフフ、彼の作るチョコレートケーキは別品なんです!クフフ、フランにはあげませんけどね)(はいはい)(何ですか、その返答は、……おや?雲雀君から電話なんて珍しい…もしもし?はい?…………え?)

(何、やってんの)(吉奈、)(、しんだよ)


突然行ったら、驚いて、連絡しないことに怒って、それから、それから、"おかえりっ"て、笑って迎えてくれる君が、どうしていない?
───────
そんなお話。
←prev next→