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生存ルート4・克服

話題:今日見た夢
昨日見た夢の続きだった。
炎の怪人戦の後編みたいな内容。もろに後編だ。



炎使いの怪人強化態が現れて→逃走してから10日くらいが経ったが、怪人が出る気配もなく不気味なくらいに平和な日が続いてた。
ゼルフェノアではまたあの強化態が現れると見ていたので監視を強化。
戦闘員を補強したりと人員も強化。いずれ来る、強化態との再戦に備えていた。


一方、晴斗達戦闘員も来るべき再戦に備えていた。鼎は宇崎から次の出撃はしないように言われていたらしく、とにかく休めと。
鼎はあの時見たものと心の中でずっと戦っていた。怪人の名はミラージュというが、前回鼎が見て怯えていたのは自らの鏡像。怪人は幻覚を鼎に見せたと思われる。それが精神攻撃になった。

これは宇崎と彩音にも伝えていた。やつは幻覚を見せると。


怪人が消えてから12日目。
本部のアラートが鳴った。


宇崎は巨大モニターを見た。例の強化態が現れたのだ。人が多いところを狙っている模様。既に火の海に包まれていていち早く一般人を避難させないと危うい。

宇崎は出撃を命じたと同時に一般人の避難も早急にしろと伝えた。あの強化態は早く倒さないと被害が広がりかねない。

戦闘員が出払った後、鼎は何を思ったのか司令室に来ていた。
「鼎…どしたんだ?モニターは見ない方がいいぞ。お前には酷すぎる」
鼎はそんなのお構い無しにモニターをじっと見ている。


モニターに映しだされた状況は悲惨だった。怪人の炎に逃げ惑う人々が鮮明に見えている。
鼎は拳を強く握りしめていた。そして無言で司令室を出た。武器である刀を持って。

「鼎のやつ、まさか単独で出撃したのか!?あいつは炎が苦手なはずなのに!?」
オペレーターの一葉がしれっと言う。
「あの反応からして、一般人が大勢巻き込まれるのが嫌だったんじゃないんですかね…。自分みたいな被害者を増やしたくないから戦ってるって以前聞きました」
「だからといってあいつにはあまりにもリスクが高すぎるんだよ!ほんっとうに鼎は無茶すんよなーっ!!」
一葉が気になることを言った。
「鼎さん、明らかに怒っていましたよね。顔が見えなくてもわかりますよ」
「あいつ、強化態にキレてんのかもな…」


晴斗達はその光景に愕然とした。強化態は人々を襲い、火の海にしている上に燃えている範囲が広い。
消火が追いつかない状態だ。怪人の出した火は消防でも苦戦するのは前回の戦闘でわかっている。怪人を倒さないと消せない厄介なやつ。
晴斗と御堂は強化態と戦っていたが、圧されていた。

「全然歯が立たない!」
「こいつどうやって倒せっていうんだよ!」
「しばらく様子見しますか…?ダメだ!そんなことしたら辺り一面燃やされる!」
いきなり覚醒なんて使えないし(体力の消耗が激しいから)、どうしたらいいのか。


突然、場の空気が変わった。張りつめた空気になった。鼎が現れたのだ。これにはふたりも驚くしかなかった。なんでいるの!?出撃は見送るんじゃなかったのか?制止を振り切ってきたのか?
鼎を周りの炎をものともせず、ゆっくりと歩を進めている。鼎は静かな怒りに満ちていた。

そして、強化態の前で止まると抜刀した。刀は静かに赤く発光していた。
御堂は察した。いきなり覚醒を使う気か!?鼎のやつ、死ぬぞ!!
これには宇崎も目を疑った。覚醒を使うのか?


刀の形状が変化したが、見たことのないデザインの大太刀へと変化していた。
今までの覚醒時の太刀とは違う。
鼎は一気に強化態にたたみかけるように攻撃を仕掛けた。覚醒していることから身体能力は一時的に上がっている。だが、今までの覚醒状態とは明らかに何かが違っていた。

「鼎さん、あんなに素早く動けましたっけ?なんかキレがあるというか」
「あくまでも俺の推測だが…あの太刀の形状からするに、以前の覚醒よりも強化されたんじゃないのかな?
そして潜在能力が引き出された」
「じゃあ今の鼎さんの状態は…」
「おそらく戦闘時間に制限はない。俺の推測だがな」


鼎の猛攻は凄まじく、圧倒していた。強化態は攻撃の隙を与えられず、攻撃を受けている。
そのせいか、周りの炎は弱くなった。今なら消せる。

「晴斗の刀って、鼎の刀とは真逆の浄化特化型だろ?もしかしたら一気にこの炎、消せるんでね?」
晴斗は半信半疑で抜刀した。なぜか刀身が青く淡く光っている。
御堂はニヤリと笑いながら言った。
「鼎が覚醒状態にあるから相互作用だな。晴斗と鼎の刀は対になっているだろ?
それで発光してると思われる。試しに地面に突き刺してみろ、面白いことが起こるぞ」
晴斗はよくわからないままに刀を地面に突き刺した。

どこからか風が吹き始めた。優しい風だ。
風は炎を浄化し、一気に消し去った。これには晴斗も驚くしかなかった。
「相互作用、すごい…」


一方の鼎は一時的にやられてはいたが、大したダメージではなく以前よりも明らかに攻撃的になっていた。
刀が超攻撃型なのも関係してそうだが、あまりにも攻撃的すぎる。覚醒のせいなのか?

鼎自身も自分に何が起こったのかあまりよくわかっては、いない。
覚醒状態での戦闘時間はとうに10分以上は経っているにもかかわらず、体力の消耗こそは激しいがなぜか不思議と倒れる気配がないのだ。まだ戦える。


太刀の威力は凄まじく、衝撃波だけで強化態を攻撃しているほどだった。攻撃を受けた強化態はビルに激しく叩きつけられた。ビルの窓ガラスが割れた。
鼎は決着を着けることにした。太刀に念を込め、刀身を真っ赤に染める。
さらに太刀は攻撃的な色になった。

怪人の弱点であるコアをひと突きで突いた。
いくら強化態ともいえども、コアを攻撃されたら終わりである。強化態は爆散した。


戦闘後、覚醒状態から通常に戻った鼎は一気に力が抜けるかのようにして倒れた。すぐさま晴斗達が駆けつける。
「鼎さん!しっかりして下さい!鼎さん!!」
少しして、鼎は気がついたようだった。どうやら気絶していただけらしい。
鼎さんの覚醒後の気絶…前もあった。以前よりはひどくはなさそうだが。


司令室では宇崎が鼎の覚醒状態にある、新たに変化した太刀の戦闘データを見ていた。
「これはただの覚醒ではないなー…。身体能力が上がるだけでなく、潜在能力までもが引き出されてる」
宇崎はさらに晴斗の刀の戦闘データを見た。
「あれは相互作用だったのか…。ふたりの刀は対になっていると聞くが、刀を2つ作った依頼をしたのは…鼎なのか?」
これは刀鍛冶に聞いた方がいいのか、鼎本人に聞いた方がいいのか。



本部に帰還した晴斗達は、鼎が知らず知らずにトラウマになっていた炎を克服したことに触れていた。
「私もよくわからんのだが、あの状況を見ていたら許せなくなってしまっていた。気づいたら炎の中にいた」
「あの時の鼎さん、めちゃめちゃキレてませんでした?圧がすごかったですもん」
「滅多にキレない鼎がキレるとすげー怖いからなぁ…」
御堂は知っているのか、少し怖じけづいていた。鼎は仮面を着けているが故に、キレるとかなり怖く見えるらしい。


普段はあまり感情を出さない冷静沈着な鼎だが、感情を露にする時は場の空気が一変する。
特にキレることは稀らしく、今回は明らかに強化態に対して怒っていたと判明した。


宇崎は改めて鼎に釘を刺しておいた。
「あのさぁ鼎〜、もう頼むから無茶だけはしないでくれよー。見ているこっちはヒヤヒヤもんなんだよー」

宇崎は鼎が無茶しがちな理由もわかってはいたが、あえてそう言っておいた。


鼎は見かけによらず、怪人絡みで巻き込まれた一般人を助けたりしているようで→たまにその一般人から感謝されることもあるらしい。
本人は感謝されることに慣れていないみたいだが。

過去にも親子連れを救出したこともあった。
その時鼎は助けた子供に「どうしておかおをかくしてるの?」と聞かれたが→「顔をけがしてるから見せられない」とだけ答えている。


晴斗は後日、その話を宇崎経由で聞いた。鼎が戦う理由みたいなものを。
最初は怪人に対する復讐だったのだが、いつの間にか鼎は目的が変わっていた。

じゃあ俺は一体、何のために戦ってるんだ…?



ぼんやりと炎の中に佇む鼎のビジュアルが出てきたんだよ…。
…これ、明らかに生存ルートの方が良くないか?って思った。

強化態をひとりで倒すあたり、ヤバい。
もう、どっちが主人公かわからなくなってきた…。
実質、鼎さんが主人公みたいになってきてんよー。


覚醒→覚醒強化とかわけわかんなくなってきた…。第2形態的なやつ?

晴斗と鼎の刀が対になってる設定、共鳴の次は相互作用が出てきた。共鳴も相互作用も脳内設定にはないです。勝手に出てきた。
共鳴と相互作用は似たようなもんなのだが、相互作用は互いの武器がそれぞれ補おうとする的なやつかも?


そんな対の刀の相互作用を知っている御堂も何かありそうだが。
対怪人用の武器(特に刀剣類)に詳しいのが御堂だったりする。御堂も鼎同様に戦闘はマルチプレーヤー。
刃物だろうが銃だろうが色々使う先輩。
鼎は御堂から戦闘の手解きを受けている後輩だっただけに、もろに御堂の影響を受けている。
鼎は刀メインですが、対怪人用のハンドガンは常に携帯しているよ。状況次第では槍なども使う。

御堂は支部にいた頃に、あっちの研究者に聞いたとか?
本部にとんでもない武器(対の刀)があるから分析よろしく☆的な?

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