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いざ島根へ

話題:今日見た夢
前の記事でひとつはダンゴムシのたまごという意味わからん夢を見たと書きましたが、こっちではもう1つ見た夢の方をば。



3つ目の祭具は鏡、場所は島根県松江市付近にあるという情報が本部にもたらされた。
任務に指名されたのは晴斗と鼎、そして桐谷という隊員。今回は3人だが、実質晴斗が祭具を破壊せよとのことだった。

研究室長兼司令の宇崎はふたりに祭具の資料を渡した。それは旅のしおりと書いてある。
「旅のしおり…?修学旅行かよ」晴斗、胡散臭げな顔してる。宇崎は説明した。


「この資料には祭具の情報が全て書かれている。あと、晴斗は地方に任務で行くのは初めてだろ?注意事項を書いておいたぞ。今回の任務は鼎も同行するが、まだ回復したばかりで病み上がりだから戦闘には参加しない。鼎はまぁ…付き添いだ」
鼎はすかさず聞く。
「つまりは私は保護者みたいなものか」
「まぁ…そうだね。実質保護者的な存在は桐谷だが」
「桐谷…あの運転手か」鼎は桐谷という隊員を知っているようだった。

宇崎はさらに付け加える。
「桐谷は既に組織の車両で待機している」
「えっ!?移動、車なんですかー!?新幹線や飛行機じゃないの!?」晴斗は大げさに騒いだ。
「いや…晴斗、お前には悪いが鼎が地方に行く時は車で移動してるんだ。事情があるからね。過去に鼎は任務で新幹線で移動したこともあるようだが、人が多いのと視線が気になってパニック状態になってしまってな…。それ以来車なんだ。晴斗…本当にすまん」
鼎はパニック障害もあるらしい。事件による影響か?今はそこそこ良くなったけど。やはり鼎は組織のサポートなしでは任務をこなせないらしい。
「室長、何もここで言わなくても」鼎は仮面に隠れて表情こそは見えないが複雑そうだった。


3人は島根に着いた翌日から3日以内に祭具を破壊せよと言われていた。つまり、4泊5日。
宿泊場所は松江市の某ホテルだと聞いた。今回は3人なので3部屋取っていた。


今回の組織の車両はワンボックスカーだった。正式な任務なので車体にはゼルフェノアのエンブレムがある。
「鼎さん、また会いましたねぇ。晴斗くん、初めまして。桐谷と申します」
桐谷という隊員は物腰柔らかいお兄さんという感じだった。元バス運転手らしい。だから案内は得意だとかなんとか聞いた。
「桐谷、また世話になる」
鼎と桐谷は顔見知りだった。鼎が乗る車の運転手をしていることから実質、鼎専属の運転手とも言えるが実は戦うとめっぽう強いとか聞いた。そうは見えないが…。
「荷物は後ろに積んで下さいね〜。準備が出来たら島根へ向かいますよ〜」
ふたりは荷物や武器を積むと車に乗り込んだ。


車内でふたりは旅のしおりという名の資料を見ている。そこには祭具の詳細情報が書かれていた。

晴斗と鼎のしおりは内容が微妙に違う。今回の任務は晴斗主体なため、鼎は付き添いで行くだけ。
鼎は宇崎の意図がわからなかった。まだ回復したばかりで戦闘もままならないのに、なぜ同行させた…?


本部では彩音が疑問を宇崎にぶつけた。
「あの…室長、なんで病み上がりの鼎を同行させたんですか?彼女まだ戦えないんですよ?」
「対の刀の発動条件を満たすには彼女が必要だとわかったんだ。例え戦えなくてもな」
「どういうこと…」
「対の刀の研究、さらに進めていたんだがどうもあの刀は晴斗と鼎しか使えない代物らしい。以前、御堂と俺が2つの刀を分析したのは知ってるだろ?」
「はい」
「その時に試しに御堂は2つの刀を使ってみたのだが、なぜか使えなかったんだ。全然斬れなかったらしい」


車内では修学旅行のような雰囲気になっていた。
「俺、島根初めてなんですよー。出雲大社行っけるかなー!」
晴斗は浮かれている。鼎は資料を見ながらさらっと言った。
「これは観光じゃないだろ。…この資料、ちゃっかり観光地に出雲大社と鬼の舌震って書いてあるな…。ページの最後にお土産よろしくね☆…って何期待してんだあの室長…」鼎は呆れていた。

「でもいいじゃないですかー。ホテルどんな感じなんだろ」晴斗は完全に旅行気分だった。桐谷はやんわりなだめる。
「まぁまぁ。晴斗くんは高校生だから少しは遊ばせたいとかあるんじゃない?そういう年頃でしょう」
「確かにな…」
しばらくして鼎は移動に疲れたのか、眠ってしまった。晴斗は相変わらず元気で桐谷と話している。
「あれ?鼎さん…?返事がない」
「あぁ、晴斗くん。鼎さんは寝ていますから起こさないで下さいね。仮面着けてるから知らない人は鼎さんが車内で寝てる姿、びっくりされるんですよ。私達は慣れているのですが」
鼎はわずかな前傾姿勢でうつらうつらしていた。確かに知らない人が見たらビビる。

高速道路を使っているとはいえ、移動はかかる。しばらくしてから最初の休憩をすることになった。
とあるサービスエリアに寄った。桐谷が仕切る。
「今からしばし、休憩しましょうか。お腹空いたでしょう、ご飯食べてもいいですよ」
「わーい!」晴斗は相当お腹が減っていたのか、早速ご飯を食べに行った。
鼎はようやく起きたようだった。
「…ここは?」
「サービスエリアです。今、休憩にしましたので。まだ島根まで先ですから」
「晴斗は?」
「ご飯食べに行きましたよ」

ああそうか…。鼎は思いっきり伸びをすると、売店で軽食と飲み物を買いに行った。鼎はあまり空腹ではないらしい。
「私はここで食べるよ。晴斗はしばらく戻ってはこないだろう」
鼎は食べやすいパンを買ってきたらしかった。車内で仮面を食事用に素早く替えると、パンを小さくちぎって食べていた。
桐谷は鼎の様子を見る。桐谷も車内で食べてるが。
「だいぶ食べるの慣れましたね」
「あぁ…まぁな。ペットボトルも口元に気をつければなんとか飲めることもわかった」
鼎は器用に飲んでいる。


やがて晴斗が戻ってきた。

晴斗は鼎の食事用マスクを装着した姿をまともに初めて見た。
「鼎さん…その仮面、話に聞いてた食事用?見た目あんま変わらないね」
「そうだが」
鼎は食べ終えたらしく、晴斗に言った。仮面を替えるからこっちを見るなと。
鼎はいつもの仮面に着け替えていた。桐谷はふたりに言う。
「食後なのでまだ出発はしませんよ。鼎さんさっき食べたばかりですし」
晴斗は鼎の食事用マスクを見せてくれとせがんだ。鼎は仕方なくケースに入ったマスクを見せる。食後だったことからマスクの口元は綺麗に拭かれていた。
「これ、よく出来てますねー。口元が小さいから気づかなかったのか。これ…慣れるの大変だったんじゃ…?」
鼎は無言でケースのふたを閉めるとバッグにそそくさとしまった。
「ようやく慣れてきたところだが」
「話変えますが、なんで鼎さんを同行させたんだろ?だってまだ右手怪しいんでしょ?生活には支障ないけど戦闘はヤバいって」
「対の刀が関係してると聞いた。刀の発動条件には私が必要らしい。戦えなくてもな」
「…え?…えぇ?」
「資料をよく見てみろ。祭具の他にも対の刀のことが記されてある。最新の研究結果らしい。発動条件、どうやら晴斗と私がいないと共鳴や相互作用は起きないらしいな。二刀流は特殊だが」


車はサービスエリアを出た。島根まであと半分と言ったところか?
車内では相変わらず旅行気分全開だった。晴斗は音楽を流したりしている。
鼎は体力の温存のために再び寝てしまったようだった。
「鼎さん…それにしてもよく寝ますね」
「彼女の身体の負荷もあるんだろうねぇ。並みの人間よりも火傷のダメージで負荷がかかっているから。
それで極力体力を温存させたいのでしょう。地方任務の時は移動中はだいたい寝てますよ」
「知らなかった…」
「この任務、晴斗くん主体ですが鼎さんはただいるわけではありません。彼女には重要な役割があると聞きます。戦闘は出来なくても防御は出来ますからね」
防御だと!?初めて聞いた。
「祭具が鏡なのも関係していますね」
「鏡…」
「支部の常盤と磯山という腕利きの隊員ですら破壊が出来なかった代物です。対の刀なら破壊出来るのでは?…という見解らしいです」


やがて島根県入りをした。

「島根入ったー!!」晴斗はわくわくしている。桐谷はニコニコしながらふたりに言った。
「これから松江のホテルに向かいま〜す。ホテルにチェックインしたら、早速明日からの祭具破壊の作戦会議をしますよ」
「はーい」
「了解した」

松江にある某ホテルは広々としていた。眺めもいい。

晴斗、さらに浮かれる。桐谷はホテルを予約する時に鼎のことを考慮して、内風呂付き・部屋食も選べるホテルを選んでいた。
ホテル内のレストランで食べることも可能。大浴場もある。
桐谷は事前に鼎の事情をホテル側に話していた。マスクを装着しているが故に口を大きく開けれないから、食べ物を小さく食べやすくして欲しいと。

鼎もこのホテルが気に入ったのか、ロビーで景色を眺めている。桐谷が小声で言った。
「鼎さん、食事面は心配しないで下さい。事前に話してありますから。あと部屋は内風呂です」
「そうなのか!?」鼎、ちょっと嬉しそうな反応。

3人は部屋に荷物を置くと、ラウンジで作戦会議をすることになった。


祭具は鏡。鏡は反射する。攻撃を弾かれたと聞いた。反射と鏡像という、厄介な能力?があるらしい。鏡像で鏡をコピーするから反射されたら反撃は難しいとされる。
「…これ、鏡割るの難しくない?鏡の特性全開じゃん」
「だから対の刀が必要なのだろう」
鼎は自分の刀を晴斗に渡した。
「私はまだ病み上がりだ。この任務で私の刀を使って欲しい」
鼎から強い意志を感じ、晴斗は刀を受け取った。


夜。ホテル内のレストランで晩ごはんとなった。鼎は部屋食を選ばずにレストランに来ていた。いつの間にか戦闘服にロングコートから私服に着替えている。右手の包帯はそのままだ。
それに食事用のマスクを装着した状態で。持参のケースには通常の仮面を入れてある。ないと不安らしい。晴斗は喜んだ。
「鼎さん来たんですか!無理しなくてもいいのに」
「せっかくだから楽しもうと思っただけだ」鼎はそっけない。
「まぁまぁ、一緒に食べましょうよ」桐谷はうまく取り持つ。
運ばれてきた料理に晴斗は目をキラキラさせていた。

「…食べないのか?」
鼎は声をかける。晴斗は料理の写真を撮っていた。
「これはあくまでも記録ですよ、記録!さぁ食べよっ」
晴斗はさりげなく鼎の料理を見た。要望通りに食べやすくされていた。飲み物にはストローが差してある。

あぁ…グラスの飲み物はストローじゃないと飲みにくいって聞いたような…。
鼎は器用に食べ物を口に運んでいた。こぼしやすいのは仕方ないのかもしれない。どうしても口元につくと聞いてたし。

晴斗はそんな鼎を横目に食べていた。何かしなくては。
「あ…あの、鼎さん!困ったら言って下さい。なんか見ていられなくて…俺」
「気持ちだけは受け取っておくよ」鼎の声はどこか優しかった。


部屋に戻った3人はそれぞれの時間を過ごしていた。

鼎はぼんやりとしていた。
まだ寝る気にはなれないのか、通常の仮面を着けている。
いよいよ明日か…。私に何が出来るのだろうか。鼎は拳を強く握りしめていた。
病み上がりだから仕方ないが、戦えないのが悔しい。今回は晴斗が主体だとわかってはいるが。


翌日、3人は車で松江付近の祭具が見つかった場所へと向かった。場所は廃校だった。


半分旅行みたいになってる…。旅のしおりを作る室長。本当は旅行に行きたかったのかもなー。お土産よろしく☆って書いてある時点で。

3日以内に鏡は壊せるか…?
祭具破壊に日数制限をつけたのは、前回御堂と空操が遊びすぎたため。


祭具がある場所には共通点がある。廃墟や見捨てられた場所。なぜそこにあるかは現在調査中。
赤いモノリスは2つ目が出現するかもわからん…。

無題


話題:おはようございます。
昨日の拍手2つありがとうございます。昨夜はかりそめ見てから寝ました。
金曜夜の楽しみはかりそめくらいだよ。


昨日、ビットに参加したのはいいのだが、データ放送の表示をうっかり忘れてパズルをひとつやりそこねる…。ランクアップしたからいいんですが。カマキリ→カブトムシになったぞい。
かくれんぼゲームが地味に難しいなー、あれ。

100秒名作劇場、やっぱりふふっとなる。昨日は野ばら姫だったけど、100秒だから一部ハショってんのが面白い。お話お姉さん(お兄さん)が早口で説明してんだよねー。
…てか、よく綺麗にまとめるよね…。いらすとやの無駄遣いコーナー。

気になる人は見てみてね!コーナーは番組の最後らへんだ。あ、誰得か。


天テレはデータ放送表示しなくてもゲームは出来るが、ビットはちょっとめんどいな。うっかりやっちまったぞ。



今日は風が強いです。夜中から風ビュービューだった。風の音で中途覚醒しちゃったよ…。怖くて。
家は風向きによっては風呂が沸かせないんで(石油式故の弊害)、もしかしたら風呂は良くて今日の夕方か最悪明日になるかも…。

中途覚醒直後に見た夢がダンゴムシのたまごという、謎ワードだった…。意味わからん。
中途覚醒前は特撮ベースの夢の続きだったのだが。

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